歌手の長渕剛が、22日発売の月刊誌『JUNON』2024年3月号(主婦と生活社)に登場する。
デビュー45周年を迎えた長渕が、16年ぶりに同誌に登場。誌面では、長年の音楽キャリアを誇るレジェンドの苦難や喜びに満ちた旅路、音楽への情熱と創作の原動力に迫っている。
また、特別版では表紙を担当。直筆メッセージ入りの特大ポスターが付録として封入される。
■長渕剛 インタビュー抜粋
僕は60歳になるまで、全員敵だと思ってましたから。
――今、長渕さんは67歳ですから、7年前までということですか!?
そう。ガチガチに自分をプロテクトして、“矢でも鉄砲でも持ってきやがれ!”という気持ちでやっていました。今では肉体の鎧を着ましたけど(笑)、それまではつねに神経が張り詰めていたので、精神的に調子は良くなかったですね。
――鎧を脱ぎ捨てることができたきっかけがあったのでしょうか?
鎧を脱ぐというよりも、意外と僕を好きでいてくれる人たちがこんなにいたんだということを感じられたときに、少しラクになりました。
――私たちからは、長渕さんは、ヒット曲を連発して順調に歩まれているように見えていました。
トライはしたけど、流行歌を書くことができなかったんです。どうすればヒットするのかわからなかったですから。“俺はみんなと違う”という思いでこの世界に入ってきたけど、若造だったからうまく立ち回れないし、どんどん社会や世間から離脱していってしまうわけです。それで後ろ指をさされているような気持ちにさせられて、孤立していったんですけど、そこを埋めるために死に物狂いで歌を書くしかなかった。自分は表現でやり返していくんだというような、反骨心みたいなものに突き動かされてました。それが曲を作る原動力になってましたね。
【編集部MEMO】
雑誌『JUNON』は、1976年創刊の月刊誌。テレビ、映画、音楽シーン、スポーツなど各分野で“今いちばん輝いているスター”たちが登場する。