GACKT、尊敬する2人のミュージシャン明かす「僕にはできない」「天才的」

歌手のGACKTが7日、YouTubeチャンネル『キャイ～ンのティアチャンネル』にゲスト出演。長年の親交があるキャイ～ン・天野ひろゆきとドライブトークをしながら、尊敬するミュージシャンを打ち明けた。

「技術じゃないところで勝負してる人」に憧れ

“会いたい人”について、サンプラザ中野くんの名前を挙げたGACKTは、「ホントに会ってないんだよ。テレビに出てるのも観たことない。だからよくは知らないんだけど……」と前置きしながら、「僕、結構尊敬してるんだよ。やっぱり音楽性と、ああいうボーカリストがすごい好きで」と告白。自身は、細かいテクニックを使って歌う「技術系のボーカリスト」だとする一方、中野について、「超どストレートに真っ直ぐ歌う人」だと称し、「表現としての真っ直ぐな感じ。ものすごく真っ直ぐ歌うじゃん。ああいう人、大好き。僕にはできないから」と語った。

また、甲本ヒロトについても、「あのどストレートに歌う感じが大好き」だと称賛。「あの人はあれだからいい。上手くなっちゃいけない人。だから、技術とか歌がレベルアップするとか、そんなのいらない。あのままがいい」と熱弁し、「僕の範ちゅうでは歌えない人たち。だから、僕が歌っても、上手くは聴こえるかもしれないけど思いが届かない。THE BLUE HEARTSの『TRAIN-TRAIN』とか、何回歌っても届く感じができない」と吐露。「あれはね、天才的。何にも考えてないようで、すごい完成されてる。あのワールドは、僕には出せない」と話していた。

続けて、「上手い人って、年を取ると下手になる人が結構多い。技術やトレーニングが足らなくて、クオリティが下がっていく」と語ったGACKT。「それは僕にも言えることじゃん? 年を取ったら、どんどんダメになるかもしれない」と本音を漏らしつつ、「だけど、ああいうクラスの人たちは、すべてが出来上がってて、技術じゃないところで勝負してるから、外してもOKなんだよ」「昔からずっと思ってる。ああいう人たちはなんかいいなぁって」と、中野や甲本への憧れを口にしていた。