JR四国は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、高知駅を20時34分に発車する特急列車の上り「しまんと8号」の始発駅を宿毛駅に変更すると発表した。宿毛・中村・窪川方面から高松方面へ、高知駅で乗り換えることなく旅行できるようになるという。
現行の特急「しまんと」は2700系を使用し、上下各4本を設定。いずれも高松駅発着で運転され、下り「しまんと3・7号」、上り「しまんと6号」は宇多津・多度津~高知間で特急「南風」と併結運転を行う。下り「しまんと5号」、上り「しまんと6・8号」は高松~高知間で単独運転。下り「しまんと1号」は高松発中村行で運転されている。
ダイヤ改正に合わせ、上り「しまんと8号」(現行の時刻は高知駅20時34分発・高松駅22時46分着)は上り「あしずり18号」(現行の時刻は宿毛駅19時26分発・高知駅21時39分着)と統合。現在、両列車は高知駅で接続していないが、統合後は宿毛駅から高知駅までの時刻を約1時間繰り上げ、宿毛駅18時24分発・高知駅20時34分発・高松駅22時46分発の上り「しまんと8号」として運転する。
これにともない、高松駅発着で高知駅から先へ乗り入れ、窪川駅から土佐くろしお鉄道に直通する特急「しまんと」が上下各1本(朝に下り1本、夜間に上り1本)運転されることになる。