【三浦 観光スポット】洲乃御前神社-ひっそりと島を守る資盈の家臣

三浦市城ヶ島にある「洲乃御前神社(すのみさきじんじゃ)」をご紹介します。

海南神社の御祭神である藤原資盈(ふじわらのすけみつ)の家臣、楫三郎(かじのさぶろう)を祀る楫の三郎山神社が、以前は城ヶ島の西端にありました(2023年に無くなっています)。逆に島の東端にある洲乃御前神社に祀られているのは「四郎(しろう)」です。島の中ほどには海南神社から分霊された城ヶ島海南神社があり、中心に藤原資盈が祀られ、西と東に家臣を祀る事で島全体をお守り頂いていたのではないでしょうか。東側から島を守る四郎は石をかみ砕き、鉄を爪で切るほどの勇猛大剛であったため、はじめは「洲荒御前」と称されたと言われています。境内には源頼朝が洲乃御前神社参拝の折に催した宴に使った楊枝を挿したのが育って周囲3メートル余にもなった「びゃくーん」の大樹があったそうですが、貞享3年(1686)4月台風の日に自然発火して消失したと伝えられています。

この神社は城ヶ島公園内にあります。公共交通機関を利用する場合には京浜急行線「三崎口」駅から京急バス「城ヶ島」行を利用して「白秋碑前」下車、徒歩18分です。車の場合には城ヶ島大橋を渡って公園方面へ進むと駐車場(公園第1駐車場)があります。こちらの駐車場から公園へ入って神社まで徒歩8分です。以前、城ヶ島大橋は有料で駐車場は無料でしたが、現在は橋を渡るのは無料ですが駐車場が有料になっています。城ヶ島には6か所の駐車場がありますが、普通車450円でワンデーパスが購入できて何度も出し入れ出来ます。

ちなみに西の端にある楫の三郎山へは京急バスでは「城ヶ島」下車、車の場合には第一、第二駐車場からが近いです。

画像出典:湘南人

城ヶ島公園は無料で入る事が出来ます。

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公園の入り口を入りまっすぐ進みます。

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安房埼(あわさき)灯台が見えてきます。この辺りは浅瀬が多く航行する船舶にとって難所だったため昭和37年に灯台が設置されましたが、2020年3月に現在の灯台にリニューアルされました。

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ここをさらに進むと一見突き当りのような感じですが…

さらに進む階段があります。

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ここを降りて茂みの中の道を進むと岩場の海岸へと出ます。ここでは釣りを楽しんでいる方も多いです。抜けてすぐ右手に案内板があります。

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その案内の左へまた茂みの中へ進める道が有ります。その道を進んでいくと茂みの中に洲乃御前神社が鎮座されています。深い森の中のような、神秘的な雰囲気の場所です。

画像出典:湘南人

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洲乃御前神社へ降りる階段の少し手前にも海岸へ降りる階段があり、そこから降りるともう一つ神社が有ります。「龍神社(りゅうじんじゃ)」です。

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岩場に自然に出来た洞穴でしょう。そこに龍の像とお札が備えてあります。地図で見る限りではこちらが三浦半島最南端にある神社かと思われます。

画像出典:湘南人

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公園には展望台もあり、そこから海を眺めるのもとても良いですが、ぜひ岩場の方へ降りて、ご紹介した二か所の神社にも参拝してみてくださいね。

 

施設紹介

【洲乃御前神社】

住所:〒三浦市三崎町城ヶ島城ヶ島公園内