JR西日本は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、JRゆめ咲線(桜島線)において平日朝の通勤時間帯に列車を増発すると発表した。ピーク時間帯の運転本数を1時間あたり10本に増やすほか、一部列車の行先・運転時刻も変更する。

  • 大阪環状線・JRゆめ咲線の車両323系(「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング列車)

JRゆめ咲線(桜島線)は西九条~桜島間を結び、朝と夕夜間に大阪環状線との直通運転を実施。通勤利用者に加え、ユニバーサルシティ駅が最寄り駅となるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の利用者も多い。2024年春、USJにて新エリアの開業を予定しており、さらに多くの利用が見込まれることから、通勤と来園の利用者が集中する朝のピーク時間帯に列車を増発することとなった。

現在、7時30分から8時30分までの1時間に西九条駅を発車する桜島行の列車は平日9本(7時36・43・51・55分、8時2・10・17・25・30分)・土休日8本(7時36・43・52・59分、8時6・13・20・27分)。ダイヤ改正後、平日の同時間帯に10本の列車が運転され、西九条駅の発車時刻は7時32・38・44・51・57分、8時2・10・17・24・29分となる。

あわせて一部列車の行先・運転時刻を変更。「同時間帯に運転している大阪駅からJRゆめ咲線に直通する列車の行先を、大阪環状線 内回り(天王寺方面行き)に変更する」(JR西日本近畿統括本部)という。行楽イベントや沿線イベント開催時、利用に合わせて臨時列車の運転も実施する。