2025年卒の就活は、年が明けるといよいよ本番に向けた総仕上げモードに突入します。皆さん、就活準備の進み具合はいかがでしょうか?
今回は、この冬休み、特に年末年始にやっておきたい就活準備の進捗確認について、ポイントを5つに絞って紹介していきます。
就活本番でのアウトプットを意識して現状を確認
まずは、「自己分析」です。本格的な就活スタートが約2カ月後に迫っていますので、就活本番でのアウトプットを意識して確認してみましょう。つまり、エントリーシートや面接で自分の強みや魅力を表現する準備ができているかどうかです。
大切なのは、自分の強みを表すキーワードと、それを裏付けるエピソードです。それをエントリーシートや面接を通して相手に伝える準備ができているかを確認してください。
次に「業界&企業研究」。志望業界や志望企業は、具体的に候補を絞れているでしょうか。24年卒の就活生の活動状況を見ると、就活本番では一人平均約23社にエントリーしています。
実際に選考が始まってから業界選びや企業選びをし直すのは、手遅れになるリスクが高いので、現時点での志望企業数を昨年の平均値と比較して極端に少ない場合は、視野を広げて業界研究、企業研究に取り組んでください。
志望業界、志望企業がある程度明確になっている方は、その業界や企業を志望する理由が整理できているか、また、その志望理由に説得力があるかどうかを確認しましょう。
その際もアウトプットをイメージして、エントリーシートや面接でしっかりアピールできる表現か、入社に対する熱意が伝えられる内容になっているかをチェックしましょう。
エントリーシートの添削と模擬面接でレベルアップ
3つ目は、「選考対策」です。エントリーシート対策、面接対策、筆記試験対策について準備状況を確認しましょう。
エントリーシートについては、本番を想定した下書きができているでしょうか。もしまだなら、自己PRやガクチカなどを書いてみて、キャリアセンターで添削してもらいましょう。
面接対策は、まだこれからという方が多いかもしれませんが、本番までにキャリアセンターで何度か模擬面接を受けることを忘れないでください。
選考段階で筆記試験が課される企業を志望する場合は、筆記試験対策も忘れないように。
まずは、自分の志望企業でこれまでどんな筆記試験が出されたのかを、キャリアセンターに置いてある『就職四季報』(東洋経済新報社)などで確認し、インターネットのコンテンツや市販の問題集などを活用して問題を繰り返し解いてみましょう。
4つ目は、「インターンシップの振り返り」です。
夏から秋にかけて、志望企業のインターンシップに参加した経験があるという方は、インターンシップで何を学んだか、業務内容や職場環境で魅力に感じたこと、そして、もしその企業に入社することになったら、どんな力が発揮できるか、どのように企業の利益に貢献できるについて整理しておきましょう。
インターンシップで学んだことや感じたことは、エントリーシートの内容や面接で語る言葉の説得力をアップします。リアルな体験をエントリーシートや面接で相手にどのように伝えるかについて、じっくり考えてみましょう。
就活の進捗と将来のキャリアビジョンを保護者と共有
最後は、「保護者との情報共有」です。
年末年始は実家で過ごすという方も多いでしょう。この機会に、自分の就活の進み具合、志望業界や志望企業についての自分の考えを、保護者の方に話しておきましょう。
産業構造も、就活の進め方も、昔と今とでは大きく違います。苦労して内定を獲得したのに、「そんな会社、聞いたことがない」とか、「その業界、将来性は大丈夫か?」などと心配して、内定承諾を反対されては困ります。
できれば年末年始に時間をつくって、現在の準備状況や将来のキャリアに対する考えや自分の思いについて、じっくり話し合う機会を持ちましょう。
今回は、年末年始に確認しておきたい就活準備についてポイントを絞って紹介しました。
すでに万全の準備ができているという方、あるいは、準備不足を不安に思っているという方、進捗状況はさまざまでしょう。
今一度、現在の就活準備の進み具合を確認し、もし、不安を感じる部分があれば、就活本番までに対策に取り組むようにしてください。