JR東日本は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、相鉄・JR直通線において夜間の運転本数を見直す一方、早朝の時間帯に列車を上下各1本新設すると発表した。これにともない、相鉄・JR直通線を走る始発列車の時刻が繰り上げられる。

  • 相鉄線を走るE233系の新宿行

相鉄・JR直通線は2019年11月に開業。相模鉄道の12000系、JR東日本のE233系を使用し、おもに新宿~海老名間(新宿~羽沢横浜国大間はJR線、羽沢横浜国大~海老名間は相鉄線)で運転。朝の時間帯に新宿駅から埼京線の武蔵浦和・大宮・川越方面へ直通する列車もある。

現在、早朝の始発列車は海老名駅5時43分発・羽沢横浜国大駅6時5分発・新宿駅6時44分着(上り)と新宿駅6時58分発・羽沢横浜国大駅7時37分着・海老名駅8時14分着(下り)。ダイヤ改正で新設される上下各1本はこれより早い時間帯に運転される。

新設の2本とも海老名駅の発着時刻は調整中とのことだが、海老名発新宿行の列車は羽沢横浜国大駅を5時47分に発車し、新宿駅の到着時刻は6時24分。現行の始発列車より20分早く新宿駅に到着する。新宿発海老名行の列車は、現行の始発列車より27分早い6時31分に新宿駅を発車。羽沢横浜国大駅の到着時刻は7時8分とされ、相鉄線へ直通する。

なお、相模鉄道もJR東日本と同じく2024年3月16日にダイヤ改正を実施すると発表。相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線・東急新横浜線)開業後の輸送状況を考慮し、一部列車の行先・運転時刻を変更する予定だという。ダイヤ改正後の列車時刻や改正内容など、詳細は別途発表される。