こちらも初出場の草加市・山川百合子市長は、映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」を、ハープを抱えながら披露。草加市は、ハープの国際コンクールが毎年行われる地だそうで、「本当は弾きながら歌おうと思ったんですけど、そんな余裕はなくて(笑)」と断念した。

今回の出場は、副市長から「シティプロモーションですから」頼まれて決断。だが、「ものすごく大変で、こんなに緊張する思わなかったです。緊張で口の中がカラカラで、しゃべるのも大変なぐらいです」と心境を吐露する。

「いつも何度でも」は、フランスの教会で少女たちが日本語でコーラスしているのを聴いて感動し、好きな曲になったのだそう。「その話を夫にしたら、私がいろいろ悩んでいたり大変なときに、この曲を聴かせてくれていたんです。夫は昨年、59歳で亡くなったのですが、思い出の曲でもあります」と明かし、「歌詞を聴いていると“今を大切に生きる”ということを歌っているような気がするんです。その歌を子どもたちと披露したいと思いました」と、選曲に込めた思いを語ってくれた。

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寝る前に英語の歌詞を暗唱

埼玉県議会の立石泰広議長も初出場。歌ったのは、NAT KING COLEの「L-O-V-E」だが、本番の2日前に、議長就任祝賀会で一足早く披露していただけに、「530人の前で練習をさせていただいていたので、今日は思った以上に気持ちよく歌わせていただきました」と手応えを語る。

公務の合間を縫って練習するも、「ダンサーの方と一緒に合わせたのは、地元のスポーツセンターでスタジオを借りて1回だけです」と限られた機会に。さらに、全編英語の歌詞ということで、「寝る前に歌詞を暗唱して、途中で間違えたら最初からやり直して、最後まで歌い切れたら寝るということをやりました」と打ち込んだが、夢にまで出ることはなかったそうだ。

ストイックな練習方法だが、「車の移動中でも、運転手さんがいるところで“LOVE!”なんて歌ってられないから。夜寝る前なら誰にも迷惑かからないですからね」と、周囲への配慮だったことを明かした。

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『第32回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』出場者 ※【 】内は出場回数

1:東京ガス(株)埼玉支社・細田千恵支社長【2】/SEKAI NO OWARI「RPG」
2:上里町・山下博一町長【初】/赤い鳥「翼をください」
3:(株)埼玉りそな銀行・福岡聡社長【3】/菅田将暉「虹」
4:蓮田市・山口京子市長【初】/ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」
5:YKK AP(株)埼玉支社・水野彰二支社長【初】/高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」
6:草加市・山川百合子市長【初】/木村弓「いつも何度でも」
7:(株)サイサン・川本武彦社長【16】/矢沢永吉「止まらないHa~Ha」
8:埼玉県議会・立石泰広議長【初】/NAT KING COLE「L-O-V-E」
9:(株)コマーム・小松君恵会長【2】/「こころま~るく♪ちがうから☆ワクワク」※オリジナルソング
10:桶川市・小野克典市長【6】/美空ひばり「川の流れのように」
11:ケアハウス和みの里・山中和子理事長【16】/ピンキーとキラーズ「恋の季節」
12:川口市・奥ノ木信夫市長【8】/吉田拓郎「今日までそして明日から」
13:(株)馬車道・木村徳治名誉会長【17】/石原裕次郎「北の旅人」
14:さいたま市・清水勇人市長【14】/さいたま市の歌「希望(ゆめ)のまち」
15:(株)清水園・清水志摩子社長【32】/村上進「鏡の中のつばめ」
16:埼玉県・大野元裕知事【4】/Kiroro「未来へ」