殺されたセックスセラピスト、元恋人が殺人罪で終身刑に 米

2020年2月にセックスセラピストのエイミー・ハーウィックさんを殺害したとして、第1級殺人罪で有罪判決が確定したギャレス・パースハウス被告に12月6日、仮釈放なしの終身刑が言い渡された。

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今年9月、ギャレス・パースハウス被告は元恋人のハーウィックさんの死に関与したとして第1級殺人罪で有罪が確定。死刑が求刑されるかと思われていたが、仮釈放なしの終身刑が言い渡された。CBSロサンゼルス局が報じている。

事件が発生した2020年2月15日から1カ月、2020年3月にローリングストーン誌が報じたように、ハーウィックさんは前の年に数カ月交際していたパースハウス被告から首を絞められ、3階の窓から突き落とされた。パースハウス被告はバレンタインデーの深夜からハーウィックさん宅で待ちぶせし、帰宅したところを襲った。

「被告は話をするために戻ったわけではありません。計画を実行に移すつもりでした」と地方検事局のヴィクター・アヴィラ検事補は最終弁論でこう語った。「被告は怒りに燃え、拒絶されたと感じていました」。殺される数カ月前、ハーウィックさんが友人に宛てたメールには、とあるイベントでぱったり出くわして以来パースハウス被告が怖いと書かれていた。

ハーウィックさんは2011年と2012年に2回接近禁止命令を申請しているが、それによると交際中のパースハウス被告は虐待的で支配欲が強かったという。以来ハーウィックさんは会話の中で度々被告を「ストーカー」と呼んでいた。ローリングストーン誌の取材に応じた友人の話では、ハーウィックさんは束の間の交際で受けたトラウマから立ち直るのにずいぶん苦労したようだ。

ハーウィックさんは長寿TV番組『プライス・イズ・ライト』の司会者ドリュー・キャリーの元恋人で、ジェーンズ・アディクションのギタリストのデイヴ・ナヴァロとも親しくしていた。殺人容疑で起訴された後、パースハウス被告が一時保釈された際にナヴァロは、「被告が別の被害者を狙うのではないかと友人が警戒しているため」警察にパースハウス被告の再逮捕を要請した。パースハウス被告は保釈の翌日に再逮捕されている。

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