東京・浅草の待乳山聖天(まつちやましょうでん)は、2024年1月7日に「大根まつり」を開催。5年ぶりの通常開催ということで注目を集めています。

今回は、マイナビ学生の窓口に所属する大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!

  • 本龍院(待乳山聖天) 浅草寺公式ホームページより引用

浅草寺の北東、隅田川西岸にある待乳山聖天は、浅草寺の支院のひとつです。正式には「本龍院」といい古くから名所として地域の人々から親しまれてきました。

境内各所にある大根と巾着の印。大根は身体健全や夫婦和合、巾着は財福の功徳を表したものとされていて、特に「大根」は聖天様のご供養に欠かせないお供物となっているそうです。

そんな待乳山聖天の数多い年中行事の中で最も知られているものが、1月7日の「大根まつり」。コロナ禍などの影響もあり、これまで規模縮小などしていましたが、5年ぶりに通常開催をするそうです。午前11時からの法要の後、正月中にお供えされた大根を調理した"風呂吹き大根"が、御神酒とともに参拝者に振る舞われる予定です。

  • 大根まつりの様子 浅草寺公式ホームページより引用

ちなみに、"風呂吹き大根"とは、大根を炊いて作られたもの。江戸時代に流行っていた"蒸し風呂"であかを取るのに息を吹きかけていた姿と、アツアツの大根を食べるときにふうふうと息をかけて冷まして食べる様子が似ていることから、「風呂吹き大根」と呼ばれるようになったのだとか。

「大根まつり」というインパクのあるイベントに、過去にもSNSでは注目が集まっていて「ふろふき大根、柚子が効いていて美味しかったです!」「ふろふき大根の整理券持っている人の列が半端ない」「行事に合わせて行けたのでより楽しめました!!」など、参加者から反響が寄せられています。

2000食の限定ということですから、気になった人はぜひチェックしてみてください。

トレンドリサーチャー:宮下夢菜
文:安藤美耶
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部