JR北海道は18日、根室本線富良野~新得間が2024年3月31日をもって営業終了することを受け、朱色5号(首都圏色)のキハ40形を図柄に採用した11枚セットの入場券「ありがとう根室本線(朱色5号が駆けた鉄路)記念入場券」を12月22日に発売すると発表した。

  • 富良野駅入場券(おもて面・うら面)デザインイメージ(提供 : JR北海道)

  • 新得駅入場券(おもて面・うら面)デザインイメージ(提供 : JR北海道)

朱色5号(首都圏色)のキハ40形は、「日本一運行時間の長い普通列車」2429Dに使用され、現在も定期列車として運行することもある車両。今回発売される記念入場券は、富良野駅から新得駅まで9駅分の大人普通入場券に、富良野駅と新得駅の小児普通入場券を加えた11枚セットをオリジナルチケットホルダーに封入して発売(単品では発売されない)。入場券のサイズは横12.5cm・縦5.8cm。北の大地の入場券と同サイズとなっている。

12月22日に販売開始し、発売期間は2024年3月31日まで。発売箇所は富良野駅と新得駅のみ。両駅とも同じ商品を発売する。郵送での販売は行われない。発売額は1セット2,000円。発売枚数は限定しないが、1度に5セットまで購入できる。一時的に在庫切れになる場合がある。

  • チケットホルダー(外観・中面)デザインイメージ(提供 : JR北海道)

なお、列車で富良野駅や新得駅に到着した後、折返しや停車時間を利用して窓口に来た場合、時間が限られているため、記念入場券の発売を案内できない場合があるとのこと。時間に余裕を持って買いに来てほしいと呼びかけている。

この記念入場券の発売にあわせ、「クリアファイル付『入場券コレクション台紙』」も発売される。「鹿越信号場の解説付き記念カード」「富良野駅の運賃標(一部)などをデザインしたA4サイズクリアファイル」「記念入場券(11枚)と記念カードを収納できる特製ブックレット」の3点セットで、発売額は1,200円。

ECサイト「北の特急便」にて12月22日から先行受注販売するほか、北海道四季彩館(札幌東店、JR函館店、旭川西店、北見店、帯広店、東室蘭店、釧路店)、ふらの観光協会JR富良野駅横インフォメーションセンター、新得ステラステーション(新得駅構内)にて2024年1月中旬から販売される。