JR西日本は、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、JR神戸線(大阪~姫路間)で平日夕夜間に約30分間隔で運転している有料座席サービス時間帯を拡大すると発表した。これにともない、新快速「Aシート」を連結した下り「新快速9・11号」の時刻が変更される。

  • 新快速「Aシート」の車両を連結した225系4次車(2023年1月の報道公開にて撮影)

平日夕夜間の大阪駅では現在、19時7分に「らくラクはりま」、19時30分に「新快速7号」、20時6分に「スーパーはくと13号」、20時30分に「新快速9号」、21時0分に「新快速11号」が発車。新快速「Aシート」を連結した「新快速7・9・11号」を含め、有料座席サービスを提供する列車が約30分間隔でJR神戸線を走っている。

来年3月のダイヤ改正後、特急「スーパーはくと」が大阪~鳥取間で1往復増発され、下りは大阪駅19時6分発の「スーパーはくと13号」(毎日運転の臨時列車)を設定。この列車は大阪~姫路間にて、現行の「らくラクはりま」とほぼ同時刻で運転される。

「らくラクはりま」はダイヤ改正後、運転区間延長・時刻繰下げで京都駅19時35分発・大阪駅20時6分発・姫路駅21時9分着・網干駅21時21分着となり、現行の「スーパーはくと13号」とほぼ同時刻に。その30分後に、大阪駅20時36分発の「スーパーはくと15号」が設定される。

  • 新快速「Aシート」(225系4次車)の車内(2023年1月の報道公開にて撮影)

ダイヤ改正後の「スーパーはくと15号」が現行の「新快速9号」とほぼ同時刻となっていることもあり、新快速「Aシート」を連結した列車2本の時刻が30分繰り下げられ、「新快速9号」は大阪駅21時0分発、「新快速11号」は大阪駅21時30分発に。これらの変更により、JR神戸線(下り)で平日夜間に約30分間隔で運転する有料座席サービス時間帯が拡大。大阪駅では19時頃から21時30分にかけて、約30分おきに有料座席サービスを提供する列車に乗車できるようになる。