映画『窓ぎわのトットちゃん』(12月8日公開)の公開記念ティーチイン付き舞台挨拶が14日に都内で行われ、黒柳徹子、八鍬新之介監督が登壇した。
同作は黒柳の自伝的小説で、1981年に出版されると日本累計発行部数800万部を突破、20以上の言語で出版され、世界累計発行部数は2,500万部を突破した世界的ベストセラーのアニメ映画化作。何事にも好奇心旺盛でお話好きな小学1年生のトットちゃん(=黒柳)は、落ち着きがないことを理由に通っていた小学校を退学になってしまい、東京の自由が丘に実在したトモエ学園に転校する。子どもの自主性を重んじる教育を掲げたトモエ学園でのトットちゃんの日々を描いていく。
■黒柳徹子、『窓ぎわのトットちゃん』舞台挨拶に登場
イベントは観客からの質問に、黒柳と八鍬監督が直接答えるティーチイン形式で実施。さらに今回は指名された観客が壇上に置かれたソファに座りながら質問をする形で行われた。
自身初のティーチイン形式だという黒柳は「私は70年も芸能界にいるんですけど、初めてです」と明かし、会場を驚かせる。最初に指名されたのは、母と娘2人で鑑賞していた親子。母親は涙をこらえられない様子でハンカチで目を拭っていた。
作品についての質問が黒柳にぶつけられる中、子供から「お母さんから、徹子さんの頭に飴が入っているって聞いたんですけど、今も入っているんですか?」という質問が。黒柳はおもむろに頭に手を伸ばすと、飴を取り出し、子供に手渡した。
その後、黒柳のグッズを身にまとった女性が指名され、横にいた男性とともに登壇し、涙ながらに熱い思いを黒柳にぶつける。2人が夫婦だと聞いた黒柳は、「若いのに結婚なさって上手くいっていてよかったですね。ずっとお幸せにね」とメッセージを送っていた。