タレントの黒柳徹子が8日、公式YouTubeチャンネル『徹子の気まぐれTV』を更新。現在公開中のアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』を鑑賞した様子を公開し、感動の涙を見せた。

「とても大事な言葉だったんだ」と再認識

黒柳徹子

黒柳の自伝的同名小説を、アニメーションで映像化した同作。試写を前に、「とても楽しみです。ちょっと恥ずかしい。ただ、昔の友達に会えるような気がするので、それはすごく楽しみだと思います」と語っていた黒柳は、上映中に思わず感涙。試写を終えると、感動で声を震わせながら、「とてもよかったです。ちょっと泣いたけど、あの時代がよくわかったのと、戦争は本当に嫌だと思ったのと、ああいう学校があったらいいなと思いました。昨日のことのように、いろんなことを思い出して、すごくよかったです」と感想を語った。

続けて、「私の『窓ぎわのトットちゃん』と、あんまり変わらないような感じがしました。“君は本当はいい子なんだよ”って言ってくださったところなんか、あの先生の言葉がなければ、私は現在こうしていないと思うので。やっぱりとても大事な言葉だったんだと思いました」としみじみ。「原作者として、申し上げることは何一つなく。うれしかった、よかったっていう気持ちだけ」だと話し、「トットちゃんの本を読んでくださってこれを観る方は、みんな満足なさると思います」と、自信を持ってアピールした。

また、同作を手掛けた八鍬新之介監督は、1年半かけてすべての絵コンテを描いたそうで、「終わったらものすごく涙があふれてきて。監督の思いみたいなものがきっと込められていたんでしょうね」とも。最後は、「アニメで一枚一枚書いてくださった方のことを思うと、本当に胸がいっぱい。大変だっただろうなと思って、涙が出ました」「お話自体に山場もないし、難しいだろうなと思っていた。だけど、どういうわけだが涙が出て、終わりのほうでは止まらなかった。全体を通して胸に迫るものがある。いい映画だったなと思って、とてもうれしかったです」と感謝を伝えていた。

視聴者からは、「徹子さんの涙で胸がいっぱいになりました」「作り手のことを思う涙が本当に素敵」といった声や、「めちゃくちゃ感動しました」「素晴らしい映画をありがとうございます!」「映画化してくれて感謝です」「思い出しても泣けてしまうくらい素晴らしかった!」「忘れられない映画のひとつになりました」など、同作への絶賛コメントが寄せられた。

【編集部MEMO】
『徹子の気まぐれTV』は、黒柳徹子が2021年7月に開設したYouTubeチャンネル。テレビや舞台の感想を直接聞く機会がなく「一方通行」に感じていた中、2016年に始めたインスタグラムで、「SNSは、みなさんと交流ができるんだ!」と実感。「インスタは、長い話には限界がある」と思ったことがきっかけでYouTubeをスタートした。