LIFULLが運営する「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は、「東京メトロの乗降人員10万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキング」を12月5日に発表した。同ランキングは2022年11月~2023年10月の期間、東京メトロ「各駅の乗降人員ランキング2022年度」をもとにLIFULL HOME'Sに掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15㎡以上40㎡未満の賃貸物件が対象。家賃相場は管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出した。

  • 2022年度東京メトロ乗降人員数10万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキング

22駅で最も家賃相場が安い駅は「北千住駅」(8.1万円)だった。千代田線や日比谷線の他に、常磐線、つくばエクスプレスなどが利用可能な駅で、足立区内でも最も大きなターミナル駅である。

2位には「西日暮里駅」(9.1万円)がランクイン。千代田線の他に、山手線、京浜東北・根岸線などが利用可能で、都心部にアクセスしやすく、終電が遅い駅でもある。3位は46.1万人と最も乗降人員が多い「池袋駅」(9.7万円)だった。丸ノ内線、有楽町線、副都心線の3線が乗り入れ、他に9路線の利用が可能。

  • 2022年度東京メトロ乗降人員数5万人以上10万人未満の駅における家賃相場が安い駅ランキング

次に、乗降人員数5万人以上10万人未満の駅における家賃相場が安い駅を算出。1位は「葛西駅」で、東西線だけでなくバス利用も便利な点が特徴である。2位は「西葛西駅」と「浦安駅」が並んだ。両地域は近いが、「西葛西駅」は江戸川区にあり、「浦安駅」は千葉県にあるため、自治体サービスや公共水道光熱費などの違いがあるという。

  • 2022年度東京メトロ乗降人員数5万人以上の駅における家賃相場が高い駅ランキング

最後に、5万人以上の駅における家賃相場が高い駅を算出。最も家賃相場が高い駅は「明治神宮前駅」(16.0万円)だった。千代田線と副都心線が利用可能で、原宿駅も近く、交通の利便性が高い駅である。2位は「永田町駅」(15.9万円)、3位「国会議事堂前駅/溜池山王駅」(15.8万円)と続いた。