俳優の鈴鹿央士が、テレビ東京系新ドラマ24枠『闇バイト家族』(2024年1月5日スタート 24:12〜)の主演を務めることが5日、明らかになった。

鈴鹿央士

鈴鹿央士

2023年の流行語大賞にノミネートされるほど、世間を騒がせた「闇バイト」事件をテーマにした同作。人生を踏み外した5人の老若男女がニセ家族を演じながら、人生の再起を図るスリリングでユーモア満載の痛快エンターテインメントを届けて行く。

主演の鈴鹿は、人生で問題に直面したらいつも逃げてきたことで、逃げ足の早さだけが取り柄の闇バイト家族の長男・田中颯斗として、これまでとは一味違った役を演じる。そしてドSな発言の強気美女で、人には言えない事情を抱えるワケありヒロインという闇バイト家族の長女・久保美咲役は山本舞香に決定。鈴鹿と山本は本作が初共演となる。

根は感動しやすいお人好しだが女性とお金にだらしないため借金がかさみ、家族から絶縁された闇バイト家族の父親・小川健三役には光石研、惚れた男のために勤務先のお金を横領してしまった過去を持つ、無類の韓国ドラマ好きの母親・原佳苗は麻生祐未、普段はボーっとしていてほとんど口を開かないが、実は伝説の空き巣、祖父・栗林徹役は綾田俊樹と、豪華な演技派俳優陣が脇を固める。個性豊かでユーモア溢れるニセ家族5人の、おかしくもテンポよい掛け合いも注目となっている。

制作陣として『阿佐ヶ谷姉妹ののほほん二人暮らし』『バイプレイヤーズ』など、独特のユーモアが人気のふじきみつ彦と、『サンクチュアリー聖域―』(Netflix)で注目を集める金沢知樹が脚本を務め、映画『ケンとカズ』『辰巳』などノワール映画で多くのファンを持つ小路紘史が初めて連続ドラマのメイン監督を務める。

■鈴鹿央士 コメント

「闇バイト家族」という、自分の演じたことのない題材ですし、脚本もとても面白くて、皆さんと作り上げていくのを想像するだけでワクワクしました。「闇バイト家族」という日常と非日常をうまく行ったり来たりしていて撮影も楽しめそうですし、皆さんにも面白いものが届けられるのではないかなと思いました。田中颯斗は逃げることを繰り返してきて、闇バイトに手を染めることになりますが、そこで出会う人や出来事に影響を受けながら変化していきます。個性豊かなキャラクターを豪華なキャストの方々が演じられる中で、自分もお芝居できることがとても楽しみです。皆さんと色々お話ししながら楽しく演じられれば良いなと思っています。毎話色んなことが起きて、楽しみながら、ハラハラドキドキもしながらも観られると思います。皆さんの毎週の楽しみになるような作品を届けられるよう臨みます。楽しみにしていてください!

■山本舞香コメント

本作のお話をいただき、キャストの皆さんのお名前も聞いてとても面白くなりそうだなと感じました。まだ、撮影はこれからですが闇バイトをする家族の掛け合いも含めてどんな感じになるか今からとても楽しみです。台本も読ませていただきましたが率直に面白いなと思ったので、美咲という役としっかり向き合いつつ、楽しく撮影ができるといいなと思っています。根は優しい全くの他人同士が集まって家族を装い闇バイトに手を染めていくという今時なかなか見ないドラマです。スタッフ、キャスト皆さんで素敵なものを作っていくので楽しみにしていてください!一生懸命頑張りたいと思います!!!

■光石研コメント

さすがテレビ東京!またまた、怪しげなドラマをぶっ込んできました!ツワモノ俳優が織りなす、ツワモノドラマ。このお仲間に入れて頂き、光栄に思っております!現場でどんな化学反応が起きるのか、今からワクワクしております!のらりくらりと、真面目に、ふざけてみたいと思っております!撮影現場の空気を大切に、スタッフ・キャスト一丸となって最高に面白いドラマを目指します!どうぞ皆様、楽しみにしておいてください!

■麻生祐未コメント

闇バイト。ダメ、絶対。それなのに、一線を超えてしまったバカな人達。そして家族一丸となって、さらに闇に落ちて行く。普通じゃない。どうしてこうなってしまったんだろう。この素晴らしいスタッフ、キャストの方々に、喜んで巻き込まれようと思ってます。皆様、どうか最後まで見守ってください。

■綾田俊樹コメント

テレ東のこの時間枠は最近ヒット作をいくつも生み出していると思う。そこに出演するのだから力が入る。早速台本を読んでみると、「行ける!」。このところ、ちょっと理屈っぽいドラマが多いなと勝手に思っていたのだが、これは、痛快路線を歩めそうだ。私の役もボケ爺さんとか、寝たきりでなく、今年の注目親父、アレの阪神岡田監督のような存在を狙いたい。寄せ集めの家族構成はというと、みんなどこか抜けている、そんなヌケサク同士が力を寄せ合い、時には笑い、時には叱り、すったもんだのドラマを生み出していく。是非ご覧くださいませ。

■濱谷晃一プロデューサー(テレビ東京 制作局 ドラマ室)コメント

闇バイト関連のルポタージュを読むと、「冷静に考えたら、絶対に逃げきれるわけないのに...」「いや、この時点で警察に相談すればよかったのに...」と思わずにいられないのですが、でも、その判断が損なわれ、どんどん深みに追い込まれる様に恐怖を感じました。本ドラマの登場人物たちも根はいい奴なのに、不器用で、思慮が足りず、負の連鎖にからめとられてしまいます。でも、ご安心ください!そこはテレ東の深夜ドラマ、そんなに深遠で高尚なものではありません(笑)。どうしようもないけど、憎めない5人が右往左往しながら人生をやり直そうと奮闘し、徐々に絆が芽生えていく姿は、きっと、応援したくなると思います。そして、見る人を裏切り、二転三転する楽しい仕掛けをストーリーの中に忍ばせました。ふじきみつ彦×金沢知樹という超贅沢な人気コメディ作家が描くオリジナル脚本を、日本ノワール映画を背負って立つ俊英、小路紘史監督がどう演出するのか楽しみでなりません。そして、鈴鹿央士さんが本作のダメな長男役で主演するギャップや、ヒロインの山本舞香さんをはじめとする共演陣との化学反応に今からワクワクしています。個性豊かで芸達者な5人のキャストが演じる家族のやりとり、金曜深夜にほほえましく見守ってもらえたら幸いです!

【編集部MEMO】
『初恋ざらり』『きのう何食べた? season2』など数々の人気話題作を生み出したドラマ24枠の新ドラマ『闇バイト家族』。とある閑静な住宅街の一軒家には、それぞれの事情で、同じ「闇バイト」に応募した5人が空き巣に入ろうと右往左往していた。見るからに慣れていないその素人窃盗集団は、目当ての金庫を開けようとするもあと一歩のところで失敗。危機一髪、バンに乗り込み発車して逃げようとするが、今度は人を轢いてしまう。ひき逃げを謎の男に目撃された5人は、「闇バイト家族」として家族のフリをしながら闇バイトをするように脅される。空き巣、運び屋、受け子と次から次へ闇バイトを繰り返す彼らは、ドン底人生から這い上がることができるのか。そして彼らに指令を出す、黒幕の意外な正体とは。

  • 山本舞香

(C)「闇バイト家族」製作委員会