3年ほど前から、愛犬と暮らしている筆者。ビション・フリーゼという真っ白な被毛が特徴の犬種で、活発で遊ぶことが好きなのだが……真っ白なので、ちょっとした汚れも目立ってしまう。特にドッグランで遊んだ後は、足だけでなく体も汚れることがあるので、自宅でシャンプーすることもあるが、ドライヤーで完全に乾かすまで1時間以上かかることもあるので、一苦労。

トリミングサロンのようにふわっと仕上がらないし、愛犬にも負担がかかってしまうと悩んでいたところ、SNSに投稿されていたペット専用ドライルーム「nello」が目にとまった。しかも、「nello」に入っている愛犬・愛猫たちはなんだか気持ちよさそう……!

シャンプーの頻度は多くないので、購入までしばらく悩んだが、「nello」は毎日の散歩終わりに使用したり、愛犬・愛猫のくつろぎスペースとしても使用可能だそう。毎日使えるのであればと思い、今年ついに購入!

  • ペット専用ドライルーム「nello」(10万7,800円)

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■1台で3役のペット専用ドライルーム「nello」

「nello」は、獣医師との共同開発で誕生したペット専用ドライルーム。ドライヤー機能だけでなく、散歩後に使えるエアシャワー機能、1年中快適に過ごせるハウス機能が揃っている。外寸が幅457mm×奥行681mm×高さ526mm、内寸が幅362mm×奥行470mm×高さ410mm、約15.7kgとかなり存在感はあるが、小型犬であれは2頭一緒に入ることもできる(8kg以下のペットが対象)。カラーは、グレー、ピンク、ミントの3種類でインテリアにもなじむ。

シャンプー後の生乾き状態は、雑菌繁殖や悪臭の原因となるため、被毛を根元からしっかり乾かすことが必要なのだが、ハンドドライヤーだとなかなか難しい。「nello」は、左右36個のエアホールと床面の3箇所から優しく静かな風が流れて、被毛をしっかりと乾かしてくれるのだ。

ちなみに、最初はドライルームに入るのが怖いと感じる犬もいるため、おやつで誘導してみたり、普段使っているクッションを入れてあげたり、慣れさせることから始めるのがよさそう。使用中でも天井部の窓を開閉できるので、中に入ったらごほうびにおやつをあげることもできる。

  • 天井窓だけでなく、簡単分離型構造なので、気になった部分をさっとお手入れすることも可能

シャンプー後はドライモードで。公式サイトによると、ドライ時間はフレンチブルドッグやチワワは10~15分、パピヨン、マルチーズは15~20分、トイ・プードル、ポメラニアンは25~30分となっている。筆者の愛犬は、被毛の量が多く時間がかかりそうなので、30分でセット。

分かりやすい手の部分で見てみよう。シャンプー後は、ふわふわだった手も濡れるとちょっとパーマがかかったようになっている。ここからハンドドライヤーでトリミングサロン後のように、ふわふわな仕上がりにするのは大変……。

「nello」の魅力は、左右36個のエアホールと底面3箇所から360度の立体風が流れるところ。また、一般的なハンドドライヤーの平均温度が100℃~120℃のところ、「nello」は30℃~40℃の風が流れるようになっている。万が一内部の異常温度を感知すると、自動的にOFFになる機能もついているので、安心だ。

  • 左右36個のエアホールと底面3箇所から360度の立体風が流れる

また、使用中ペットがストレスや不安を感じたとき、内部から一定以上の力で押すと、扉が開くよう設計されている。筆者の愛犬も最初の頃は、なかなか慣れてくれず、自分で開けて出てきてしまうことも。しかし、今ではリラックスできているよう。

伏せていても、下からも風が流れているので、耳の裏までしっかり乾かせるのも良い! しかし、愛犬の被毛の量だと、途中でブラッシングをして、全身が完全に乾くまでには40分ほどかかった。

仕上がりはこちら!

ふわふわ~! これまでは、ハンドドライヤーで1時間以上乾かし、愛犬にも負担をかけてしまっていたが、負担も軽減され、この仕上がり!

■毎日『5分』でお散歩後のお手入れにも

エアシャワーモードは、お散歩後に毎日5分入るだけで、ホコリや汚れ、花粉を吹き飛ばしくれるという優れもの。シャンプー後のドライが目的だったが、この機能がとても便利。花粉を付着させた毛束を設置し、風量4レベル(最強)の設定で稼働させた場合の実験では99.6%の除去を証明できたという。

そのほか、ドアを外し、お気に入りのクッションや毛布をいれて、ハウスとして使用することもできる。夏は涼しい送風、冬は暖かい温風が流れるので、快適な空間に。

シャンプー後のドライの悩みを解決してくれるだけでなく、毎日のお手入れやハウスを使用することもできる「nello」は、ペットとの暮らしを豊かにしてくれるアイテムになりそうだ。

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