楽天インサイトは、「推し活に関する調査」をインターネットで実施、11月22日に結果を発表した。今回の調査は、10月5日に、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、「推し活」をしている全国の20~69歳の男女1,000人を対象に行った。

「推し活」をしている人に「推し」のジャンルを聞いたところ、「国内のアイドル」(32.4%)と回答した人が最も多く、次いで「ミュージシャン・バンド」(24.9%)、「漫画・アニメのキャラクター」(18.1%)となった。

男女別でみると、女性は「国内のアイドル」(34.3%)、「ミュージシャン・バンド」(26.8%)、「K-POPアイドル」(17.2%)の順で多かった。男性は「国内のアイドル」(29.6%)に次いで「ミュージシャン・バンド」「スポーツ選手」(22.2%)という結果となった。

年代別でみると、20代の「国内のアイドル」(41.4%)と「漫画・アニメのキャラクター」(23.4%)は全体より5ポイント以上高く、50代・60代は「ミュージシャン・バンド」(50代 34.2%、60代 33.8%)が全体より約10ポイント高かった。また、60代では「俳優・女優・モデル・タレント」(27.7%)、「スポーツ選手」(26.2%)が全体より10ポイント以上高い一方、「漫画・アニメのキャラクター」(1.5%)が全体より16ポイント以上低かった。

「推し活」として行っていることを聞いたところ、「動画コンテンツを見る」(68.8%)、「テレビ番組を見る」(61.4%)、「SNSをチェックする」(58.3%)が半数以上となった。

年代別でみると、20代は「グッズを購入する」(53.1%)、30代は「動画コンテンツを見る」(75.9%)、「SNSをチェックする」(64.5%)が全体と比較して5ポイント以上高かった。50代・60代は「テレビ番組を見る」(50代:67.8%、60代:68.5%)、「コンサート・ライブ(現地)に参加する」(50代:52.1%、60代:56.2%)が全体より5ポイント以上高い一方、「SNSをチェックする」(50代:52.7%、60代:45.4%)、「グッズを購入する」(50代:40.4%、60代:40.8%)は全体より5ポイント以上低い結果となり、若年層と中高年層の「推し活」で行うことが異なる傾向がみられた。

「推し」のジャンル別でみると、漫画・アニメ・ゲームのキャラクターでは「グッズを購入する」(漫画・アニメのキャラクター:68.0%、ゲームのキャラクター:69.2%)が全体に比べ20ポイント以上高い結果となった。

「推し活」で人生が変わったか聞いたところ、「良い方向に変わった」と回答した人は63.7%、「悪い方向に変わった」はわずか2.0%であった。

男女別でみると、「良い方向に変わった」(女性69.0%、男性55.9%)は、男性よりも女性が13ポイント以上高い結果となった。

「推し」のジャンル別でみると、「VTuber・ボーカロイド」(73.7%)、「国内のアイドル」(73.1%)、「K-POPアイドル」(72.9%)、「声優」(70.2%)は「良い方向に変わった」が7割以上だった。