相模鉄道は6日、JR渋谷駅で線路切換工事が行われる11月18・19日の2日間、相鉄線からJR線へ直通する一部列車の行先を変更して運転すると発表した。通常、新宿駅発着としている列車をすべて池袋駅発着として運転する。

  • JR渋谷駅の線路切換工事にともない、11月18・19日の相鉄・JR直通線は運転区間を延長し、池袋駅発着で運転

JR渋谷駅の線路切換工事は11月17日の終電後から11月20日の初電前にかけて行われる。渋谷駅周辺におけるまちづくりの一環で快適な駅空間を確保すべく、山手線の線路とホーム(島式)を高くし、埼京線・湘南新宿ラインのホーム(島式)と高さをそろえる。2018年以降、これまで4回にわたり線路切換工事を実施しており、5回目となる今回が最後の線路切換になるとのこと。

工事にともない山手線は11月18日に外回りの大崎~渋谷~池袋間、11月19日に内回りの池袋~渋谷~大崎間で全列車を運休とし、他の区間も本数を減らして運転。京浜東北・根岸線は11月18・19日ともに快速運転を中止(終日、各駅停車で運転)する。埼京線・りんかい線は新木場~大崎~赤羽間で列車を増発。湘南新宿ラインは2日間とも通常運転を行う。他社線への振替輸送も行われる。

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相模鉄道は2019年11月からJR線との相互直通運転を開始しており、現在は日中時間帯に新宿~海老名間でおおむね毎時2本の列車を運転。朝の時間帯に埼京線の武蔵浦和・大宮・川越方面へ乗り入れる列車も設定している。JR渋谷駅での線路切換工事が行われる11月18・19日の2日間、朝の時間帯に新宿駅から先へ乗り入れる列車は通常通りの行先で運転予定だが、新宿駅発着となっている列車についてはすべて運転区間を延長し、池袋駅発着として運転する。

相鉄線内の列車種別・運転時刻に変更はないとのこと。なお、悪天候等でJR渋谷駅の工事が中止・延期(延期した場合は12月15~18日に実施)した場合も、相鉄・JR直通線の一部列車における行先変更は実施するとしている。