こんにちは。ジムでの「ちょっとしたランニング」ですら毎回億劫に感じるオジサンです。距離は大したことないのに、走り始めると早々に心を折られるので、何か気分を変える工夫はないのか?
そんな悩みを持つ筆者を、ランニングシューズメーカーの「BROOKS(ブルックス)」さんがウォーキングに誘ってくれました。
同社の最新モデル「GHOST MAX(ゴーストマックス)」(1万9,800円)発売に伴うイベントで、ウォーキングでもOKとのこと。
しかもレインボーブリッジを歩くコースといいます。あの橋を歩けることすら知らなかったので、観光気分で参加してきました。
Ghostシリーズに厚底モデルが登場
10月28日より発売されるゴーストマックスのお披露目会となる本イベント。
「Ghost」は同ブランドを代表するランニングシューズであり、多くのランナーから高い支持を得ているというモデルですよ。
そんなランニングシューズを「あえて」ウォーキングで使うのは、だいぶ贅沢というか、宝の持ち腐れになるのでは?
素朴な疑問を抱く筆者ですが、それは杞憂でした。
ブルックスの日本での販売代理店であるアキレスの栗岩克明さんは「本シューズのミッドソールドロップ※は『従来のゴーストの半分』の6mmで設計され、この低さが安定感をもたらし、また底面が広いのでウォーキングにも適しているのです」と説明します。※つま先部とかかと部の厚さの差
加えて、「グライドロールロッカーと呼ばれる『船底のような形状』のソール構造により、重心移動がしやすい、今までにないモデルです」と補足してくれました。
スペックシートの記載によると、ミッドソール素材「DNALOFTv2」フォームが同シリーズ史上最も厚く、足裏の圧力を軽減し、ソフトな履き心地を提供するそうです。
「ランニング及び長時間の運動中に起こる関節の痛みや怪我から身体を保護する厚底ソール」が最大の特長ということで、国内の販売は百貨店ではウォーキングシューズ、スポーツ専門店ではリラックスして走る「リカバリージョグ」を目的にしたシューズとして展開する予定だと、栗岩さんは詳細に明かしてくれるのでした。
レインボーブリッジを目指して歩く
と前置きはここまでにし、早速試着してウォーキングへ繰り出しましょう。
関係者中心のイベントということで、参加者の多くが「足に覚えがある」ガチ感満載で、一目見て筆者とは別世界の住人だと分かりますね……。
幸い(?)猛者の皆さんはランチームとしてグループが別。ウォーキングのメンバーはゆるゆると歩き始めるのでした。
夕方スタートということで、夕暮れの空がいい感じ。
歩き出してすぐに分かるのが、栗岩さんが特長にあげた安定性。
厚底のランニングシューズと聞くと、車でいうF1みたいな存在で、走力が無いと使いこなせない「履く人間を選ぶ靴」というイメージでしたが、このシューズはそうした不安を感じません。
ウォーキングチームの他の参加者の方々も、「歩きやすい」「履き心地がいい」「程よい反発力がある」と皆さん筆者と似た感想を口に出していますね。
さらに単調なジムでのランニングとまったく異なり、外、しかもレインボーブリッジを歩くというのは非日常体験感が強く楽しいですね。また、夕暮れという時間もあり、なんだか贅沢な時間を味わえています。
そんな感想をPR担当の方に伝えると、「本国のアメリカでは走る=楽しいというカルチャーで、シューズもクッションが効いたものが人気ですよね」と回答が。
実際、ブルックスも「Run Happy」という考え方も打ち出していますし、そうした哲学が本シューズに反映されているのでしょうか。
そんな話をしているうちに日がすっかり暮れ、折り返しとなる東京タワーが見えるポイントまで到着。
結論から言うと非常に楽しいウォーキング体験でした。レインボーブリッジという、普段は遠くから見る存在を歩くという物珍しさ、さらにゴーストマックスというシューズの力もあるのでしょう。
特にソールが柔らかすぎて足が疲れるということもことが無いのは高ポイントでは。
筆者が履いた黒以外にも街履きしやすいカラーも登場する予定なので、気軽にウォーキングを楽しんだり、軽く走ったりするなど日常使いにちょうど良いパートナーになりそうな気がします。
なお初回の入荷数はそこまで多くなく、年明け以降は安定した数がそろうみたいです。少し体を動かしたい人に、履いてほしいシューズだと思いました。
レインボーブリッジを散歩するのも癖になりそうです。