俳優の倉悠貴が主演を務める映画『OUT』(11月17日公開)の本編映像が25日、公開された。
同作は、品川ヒロシの自伝を小説化した『ドロップ』の後日談で、累計600万部超えの人気コミック『OUT』(秋田書店)の実写化作。少年院から出所した17歳の井口達也(倉)は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなったが、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要(水上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。2人は交流を深め、達也の壮絶な更生生活が始まっていく。
■「斬人」と「爆羅漢」一触即発の映画『OUT』本編映像
今回解禁されたのは、下原一雅(宮澤佑)、孝二(長田拓郎)、賢三(仲野温)の通称「ゲバラ三兄弟」が率いる半グレ集団「爆羅漢」と「斬人」が対立する緊張感漂う本編シーン。「斬人」メンバーがよく集まるアイビーボウルは、千葉の暴走族たちの中で“絶対の不戦協定”が結ばれるたまり場で、ここでの揉め事は絶対禁止という鉄の掟を全員が守っていた。その裏には悲しい過去が秘められていたが、千葉で勢力を伸ばすために邪魔な「斬人」を消すことに執念を燃やす「爆羅漢」は協定を破ろうとしていた。
映像内では、「斬人」メンバーらと共に居合わせた達也が頭から血を流し、「爆羅漢」に取り囲まれてしまう。追い打ちをかけようとする賢三にすばやく反応した「斬人」総長・丹沢(醍醐虎汰朗)が軽口を叩きながら、圧倒的な強さで存在感を見せつけている。
さらに、きょう25日に28歳の誕生日を迎える與那城奨(JO1)が演じた、「斬人」の特攻隊長・長嶋圭吾のアクションシーンも映し出されており、総長・丹沢の言葉を無視して暴れようとする孝二に木刀を向けて牽制する姿を見ることができる。
また、與那城のほかにも、「斬人」親衛隊長・目黒修也役に大平祥生、遊撃隊員・沢村良役に金城碧海とJO1メンバーが出演しており、監督を務める品川も「コミックの3人にめちゃくちゃ似てないですか? 誰がどのキャラに合うのかを考え、コミックの3人にどこまで似せられるか徹底的にこだわりました」と話している。