日本テレビ系情報バラエティ番組『ヒルナンデス!』(毎週月~金曜11:55~)アシスタントを担当する浦野モモアナウンサー。今年1月に入社1年目で人気番組に抜てきされ、様々な困難にぶつかりながらも、MCの南原清隆をはじめレギュラー陣に刺激を受けながら、充実した日々を送っているという。

今年7月には社長室宇宙ビジネス事務局との兼務となり、「宇宙アナウンサー」としても活躍の場を広げる浦野アナに、生放送に臨む心構えや舞台裏などを聞いた――。

  • 『ヒルナンデス!』MCの南原清隆(左)とアシスタントの浦野モモアナウンサー (C)日テレ

    『ヒルナンデス!』MCの南原清隆(左)とアシスタントの浦野モモアナウンサー (C)日テレ

■「応用して対処できる」帯番組の面白さ

――『ヒルナンデス!』のアシスタントに就任されて10カ月になりましたが、振り返ってみていかがですか?

あっという間です! 曜日ごとにレギュラーの皆さんもスタッフさんも違うので、「もう次の月曜日なんだ」とカレンダーを縦で見るようになりました。生放送は、もちろんそのままが放送に出てしまうリスクがあるのですが、それを怖いと思ったことはあまりなくて、やったことがそこで完結するのが楽しいと思うんです。ロケだと、食リポやインタビューをしながら「どこが使われるんだろう」と考えてしまいがちですが、生放送はその場にお客さんもいて、このまま届いているのが分かる感覚があって、好きだなと思うようになりました。

平日の5日間、帯で担当させてもらってるのもありがたいことで、常に修正ができるんです。もちろん生放送なので同じ瞬間は二度と来ないのですが、似たようなシチュエーションが来たときに、すぐに応用して対処できるのが、日々面白いなと思います。

――これまでで特に印象に残っている出来事は何でしょうか?

いろいろありますが、南原さんとロケに行ったことですね。横山(裕)さんが朝ドラから帰ってきて復帰されたときに、木曜メンバー全員で生放送をお休みして朝からロケに行きました。そこで南原さんとギターを弾いたのが楽しかったです。それから、番組内で結成したヒルナンデス!バンドで『THE MUSIC DAY』に出たり、外部の音楽イベント(『Augusta Camp 2023』)に初めて呼ばれてオープニングアクトをさせてもらったり、生放送から派生した仕事ができるのもうれしいです。大人になってからバンドを組むとは思っていなかったので、そうやって活動の幅が広がるのが楽しいですね。

■第一線で活躍するタレントたちから刺激

南原清隆と浦野モモアナ

(C)日テレ

――南原さんからは、何かアドバイスは頂くのですか?

毎日たくさんお話をしています。全体打ち合わせの前に南原さんの楽屋に行って、10分間2人でお話しするのが恒例なんです。「昨日、母とこんなのを食べて」とか、本当に何気ない話にも興味を持って聞いてくださるのが、すごく心地よくて。たまにお互い疲れていて、ぼーっと2人でテレビを見る日もあります(笑)

それと、すごく本を読まれる方なので、最初に「何か聞きたいことある?」と言っていただいたときに、「おすすめの本を教えてください」とお願いしました。私からは名前の由来であるドイツ児童文学の『モモ』を渡して、かれこれ南原さんと4~5冊ずつ交換しています。『ヒルナンデス!』のレギュラーの皆さんとも本の貸し借りをしています。

――なんだか学校みたいですね(笑)

第一線で活躍されている方は、やっぱりインプットされてるんだと思って、『ヒルナンデス!』に入って一番刺激を受けたのはそこですね。それぞれあんなにお忙しい中でも、打ち合わせのときに皆さんが映画やドラマや本の話でつながるんですよ。南原さんとは世代が違いますが、同じものを見た感想は対等にシェアできるんですよね。

――7月には宇宙にまつわる活動をしていく「宇宙アナウンサー」に就任されましたが、それについて、『ヒルナンデス!』のメンバーから何か言われましたか?

「宇宙行っちゃうの!?」って言われました(笑)。でも私、宇宙に行きたいとか言っておきながら、インドアな生活だったんです。土日にずっと家にいても苦じゃなくて、漫画や映画を見る1人の時間がすごく好きで。でも『ヒルナンデス!』は話題の場所や美味しいものや体験を紹介するので、インドア過ぎたら実感を持ってVTRを見られないなと思って、最近はキャンプにも行くようになりました。この前も香川に1泊2日で行って、南原さんの出身地なのでうどんの話をしたりして。

―― 一気にアクティブな生活になりましたね。

同期がみんなアクティブなので、みんなにキャンプに連れ出してもらって。私は基本的に食べる専門なんですけど(笑)、この間教えてもらった火起こしの仕方がたまたま後日『ヒルナンデス!』で紹介されて、「このやり方は本当に良かったですよ!」とコメントすることができました。どんな経験もつながってくるんですよね。無駄なことが一つもないなと思いました。