「ミスタータイガース」と呼ばれ、長くプロ野球ファンから愛され続ける掛布雅之氏が、CSチャンネルMONDO TV『俺プロ!~俺たちのプロ野球~』にゲスト出演し、まさかの暴露をしている。

  • 1970、80年代に掛布雅之がファンを魅了した阪神甲子園球場(写真:PIXTA)

掛布氏は千葉県の習志野高校2年時に夏の甲子園に出場しているが、当時はそれほど注目を集める選手ではなかった。3年生の秋には、大学に行くか社会人チームに行くか…進路を悩んでいたという。そんな時、千葉商高の監督だった父親の伝手で阪神タイガースの秋季練習に参加したというのだ。

プロアマ協定が厳しくあった時代。これは当然、アウトなのだが…。
「もう時効だから言いますけど、(テストではなく)2軍の選手と同じメニューで練習に参加しました。その後に、当時スカウト部長だった河西(俊雄)さんから『お前がプロでやる気があるなら阪神が獲るから』って言われたんです。東京に戻ってくる新幹線の中では、もうウキウキでした(笑)」

その直後、1973年秋のドラフト会議で6位指名を受け、阪神タイガースに入団する。1年目の開幕戦から試合に出場、2年目からは三塁手としてレギュラーに定着。そして85年にはランディ・バース、岡田彰布とともに「バックスクリーン3連発」を演じ21年ぶりのリーグ優勝、日本一の立役者に。
ちなみに契約金は300万円、ルーキーシーズンの年俸は84万円だった。

工藤公康(元西武ほか)氏、岩瀬仁紀(元中日)氏、上原浩治(元巨人ほか)氏ら多彩なゲストを迎え、ディープ且つマニアックなトークで人気の『俺プロ!~俺たちのプロ野球~』全26話は、10月18日からMONDO TVで一挙放送される。