伊予鉄道と伊予鉄バスは13日、電車・バスの深刻な運転士不足と2024年問題に対応するため、11月1日にダイヤ改正を実施すると発表した。伊予鉄道は市内電車および郊外電車の郡中線を対象にダイヤ改正を行う。
市内電車は松山市駅線(松山市駅~道後温泉間)で平日・土休日ともにダイヤを変更。現在は日中時間帯に10分間隔の運転だが、ダイヤ改正後は松山市駅停留場9時15分発から同停留場21時27分発まで、道後温泉駅8時51分発から同駅21時3分発までの間を12分間隔の運転とする(他の時間帯は本数の変更なし)。
本町線(松山市駅~本町六丁目間)は平日の松山市駅停留場13時18分発、本町六丁目停留場13時40分発以降を運休に。土日祝日は引き続き全便運休となる。土日祝日に道後温泉駅へ運転される「坊っちゃん列車」は11月3日以降、全便を当面運休とする。
郊外電車の郡中線は松山市~郡中港間を結び、現在は日中時間帯に15分間隔で運転。11月1日のダイヤ改正後、土日祝日ダイヤのみ松山市駅9時0分発から同駅20時0分まで、郡中港駅9時9分から同駅19時49分発までの間を20分間隔の運転とする。松山市駅20時0分発以降、郡中港駅20時29分発以降の列車は30分間隔で運転される。
なお、伊予鉄バスも特急線・リムジンバスの減便・運休、市内路線の最終便繰上げと減便、ループ線にて土日祝ダイヤを全便運休とするなどのダイヤ改正を行う。