銚子電気鉄道と和歌山電鐵は12日、南海電気鉄道から同じ形式(2200系列)の車両を購入した縁から、両鉄道の友好関係を推進するため、姉妹鉄道提携を結ぶと発表した。11月5日に行われる「第17回 貴志川線祭り+貴線祭」当日に調印式を実施する。
両社によれば、南海電鉄の同じ形式の車両を購入した縁から付き合いが始まり、他にも千葉県民のルーツが和歌山県人・三重県人・徳島県人であること、千葉の醤油づくりは紀州・和歌山から伝播した歴史があることなど、もともと千葉と和歌山に深い関係があったとのこと。
お互いに苦しい運営状況の中、切磋琢磨し合い、存続の道をめざそうと、姉妹鉄道提携を結ぶことに。「第17回 貴志川線祭り+貴線祭」が開催される11月5日、11時10~30分に伊太祁曽(いだきそ)神社境内で「姉妹鉄道提携調印式」を実施する。
両社の姉妹鉄道提携により、コラボ商品の販売をはじめ、グッズ販路協力・イベント協力など行われる予定。両社が保有する2200系列の車両を維持するため、相互での情報共有・交換も行われる。