京都鉄道博物館は10日、新たに近郊形電車117系(クハ117形1号車)を7月末から収蔵開始したことを記念し、11月7日を「117系の日」としてイベントを開催すると発表した。期間は11月7~26日を予定している。

  • 117系(クハ117形1号車)イメージ

イベント初日の11月7日、10時30分から117系が車両工場へ入線するシーン(所要時間約10分)を公開。修繕が完了した前面種別幕も見学できる。その後、117系に搭載している種別幕は毎週月曜日に変更。「どんな幕が現れるのかは来てからのお楽しみ」とのこと。幕の回転シーンは公開されない。展示期間中、クハ117形1号車の最終回送をダイジェスト版でモニター上映(所要時間約10分)する。

イベント最終日の11月26日、クハ117形1号車の最終回送を撮影した映像を上映するとともに、映像に合わせたJR社員による解説(所要時間約60分)も行われる。11時・14時からの2回行われ、定員は各回50名。参加費は無料(要入館料)とされている。

  • 117系の種別幕イメージ。毎週月曜日に変更予定

  • 最終回送動画の1シーンのイメージ

前面種別幕と特別な車両公開がセットになった「117系スペシャルチケット」も発売。前面種別幕は収蔵車両のクハ117形1号車に取り付けたものと同じ1ロール(12コマ)となっており、現役時代から117系の種別幕作成を担当しているJR西日本グループの関西工機整備が制作。運転台・客室・床下を15分間独占できる特別な車両公開チケットと、入館券がセットになって販売される。

特別な車両公開の実施日は11月7・12・17・23・25日。開催時間は11~16時(11月7日のみ13~16時)。公開時間は15分間(入替えの時間を含む)。「117系スペシャルチケット」は「アソビュー!」にて、10月19日16時30分から来館当日の特別な車両公開開始時刻まで販売される。販売額は11万7,000円(一般のみ、学生料金等は設定されない)。販売枚数は48枚。先着順で販売する。