故ジャニー喜多川元社長による性加害問題に揺れるジャニーズ事務所は2日、都内で会見を開催。東山紀之社長、ジャニーズアイランドの社長を務める井ノ原快彦が出席し、社名変更や新会社設立などについて発表した。

  • 井ノ原快彦

    井ノ原快彦

社名は10月17日付で「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更すると発表。新社名は、3年前に社会貢献プロジェクトを推進していくために取得した商標だという。

そして、「SMILE-UP.」について東山は「タレントマネージメント育成の業務から完全に撤退させていただきます。被害に遭われて苦しんでいる方々の補償、救済、心のケアを時間がかかっても最後まで全うさせていただきたいと思います」と説明した。

さらに、「新しく会社を立ち上げ、ファンの皆さんのお力をお借りしながら、マネージメント育成業務をアップデートさせていく」と新会社設立を発表。タレントと個別に契約を結ぶエージェント会社となり、新会社の社名はファンから公募すると説明した。

新会社の社長は東山。副社長には、ジャニーズJr.のプロデュースを行うジャニーズアイランドの社長を務めている井ノ原が就任する。

井ノ原はタレント業を継続すると明言。「今現在ジャニーズアイランドの社長としてジャニーズJr.の発掘育成をやっておりますが、エージェント会社の中に今から話して来てくれる仲間たちがいるのであれば、僕は副社長という立場ではありますが彼らを担当する副社長だと思っていただけるとうれしいです。その中で今の芸能の現場を知りながらやっていくことが、タレントの今置かれている状況や、どうやったら彼らを守っていけるのかということを知っていて発信もできる人間がいてもいいんじゃないかと思っているので、僕としてはタレントを辞めるつもりはございません」と自身の考えを説明した。

東山は「井ノ原とコミュニケーションをとりながら新しい体制を整えていかないといけないですし、若い人たちの力は未来の宝でもあるので、きちっと僕らが連携をとって、この形を作っていきたい」と語った。

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