日本の昔話などによく登場し、たまに町中にも現れるたぬき。垂れ目風の丸顔にモフモフの尻尾がとても可愛らしい動物ですが、現在X(旧Twitter)では、そんなたぬきのこんな作品が注目を集めています。

歪んだことに目を瞑れば100点満点の可愛さ🥳
(@aonrcraftより引用)

  • (@aonrcraftより引用)

ポストの主は「Blue Bell 発送作業中(@aonrcraft)」さん。「歪んだことに目を瞑れば100点満点の可愛さ」というコメントとともに添えられた写真には、とてもキュートなたぬき姿の“マグカップ”が写っていました。

マグカップの真ん中にはたぬきの顔がちょこんと描かれており、マグカップ下部には短い脚もつけられています。まるでたぬきがマグカップに化けたかのような可愛さで、投稿主のBlue Bellさんは「歪んだ」と仰っていますが、それも味になっていてとってもステキ♪

このマグカップは大きな反響を呼び、ポストは3.9万件のいいねを獲得(9月22日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「この歪みは味でしかないのだ、、、つまり100点満点」

「可愛すぎます」

「たぬきのカップとってもかわいいです!!! そのゆがみも愛嬌だとおもいませんか!!!! 」

「たぬきさんが化けてるとおもうと熱いもの入れれないなぁ。」

投稿主さんに聞いてみた

普段からたぬきの小物をメインに制作活動をしているという投稿主のBlue Bellsさん。今回はこのマグカップについてのこだわりなどをお聞きしてみました。

ーー作るにあたって気をつけたポイントや楽しかったところなどお聞かせいただけますか?

私の作るたぬき作品はモチーフが『冬毛のたぬき』なので、ふわふわで暖かな雰囲気を少しでも再現できるように丸さと色味を意識して制作しました。

これから寒くなるにつれて需要の増えるマグカップやスープカップとして使えるよう、内側はたぬきカラーかつ秋冬にぴったりな飴色の釉薬を合わせてみました。

まだまだ技術も知識も未熟で大変なことはたくさんありますが、自分のやりたいことができているので制作はとても楽しいです。

ーーたぬきにフォーカスする理由や、作る際にこだわっているところなどを教えていただけますか?

当時、私生活で不幸が続き、体調を崩してしまい、食事がままならないくらい何もできない日々を送っていました。

そんな中X(旧Twitter)やYoutubeでふわっふわもふもふなたぬきと出会い、そのあまりの可愛いさに衝撃を受け、趣味でもあった粘土でたぬきを作りました。

そのたぬきをX(旧Twitter)に上げたところ、「可愛い」「欲しい」といってくださる方がいらっしゃって、そこからたぬき作りが始まりました。

趣味でやっていたハンドメイドサイトに出品したところ、そのたぬき作品を買ってくださる方がいらっしゃいました。

その頃のたぬきはまだまだ技術もないような素人の作品で、せっかくお迎えいただけるならもっとかわいいたぬきをお迎えしてほしい、もっと暮らしに寄り添えるようなたぬきを作りたいと考えました。

それから試行錯誤してたぬき作品を作っていくうちに自分の作りたい形を再現できるようになってきて、沢山の方に見ていただけるようになりました。

たぬき作品を作ることが私の心の支えにもなっているように、私の作ったたぬき作品が誰かの癒しになれたらと思っています。

  • Blue Bellさんの作品(@aonrcraftより引用)

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?

今回の作品は手捻りで少し歪みが出てしまった失敗作だったのですが、歪みがかわいい、たぬきの下手な変身みたいで愛らしいと言っていただけて、とてもプラスに考えることができました。

作業中はずっとひとりで制作しているので、こうして多くの人の目にとまってたくさんの評価を得られたことがとても嬉しいです。これからも応援してくださる方への感謝を忘れず、ご期待に応えられるよう頑張りたいと思います。


Blue Bellさんの作品はWEBショップにて不定期で販売されています。9月はちびまるたぬきの再販、10月はハロウィンたぬき祭り。11月ごろにはお皿やマグを販売される予定とのこと。

ちなみに、たぬきのマグカップの販売はまだ先になるらしいですよ。気になった方は、こちらからチェックしてみましょう!