【MLB】大谷翔平が歴史を塗り替える? 2023年メジャーリーグ高額年俸ラン…

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は19日(日本時間20日)、右肘靱帯損傷に対する手術を敢行。今オフにフリーエージェント(FA)となるが、移籍を決断した場合の契約金・年俸などにも影響がありそうだ。
 

 
 ここでは、2023年のMLB高額年俸ランキングを紹介。“高給取り”の選手は、年俸に見合った活躍ができているかチェックしていく。(年俸は米データサイト『Spotrac』を参照。1ドル145円で統一した。※2023年9月20日時点)






第10位:フランシスコ・リンドーア

所属:ニューヨーク・メッツ
投打:右投両打
身長/体重:180cm/86kg
生年月日:1993年11月14日
今季年俸:3410万ドル(約49億4500万円)
 
 走攻守三拍子揃った遊撃手として君臨しているフランシスコ・リンドーア。プエルトリコ出身のスイッチ砲が、アメリカ勢以外で唯一のランクインとなった。
 
 リンドーアは2011年のMLBドラフト1巡目でクリーブランド・インディアンス(現:ガーディアンズ)から指名を受け、3年間はマイナーで経験を重ねた。
 

 
  入団4年目の2015年に念願のメジャーデビューを果たすと、同年は規定打席未満ながら打率.313・12本塁打という成績を残す。
 
 さらに翌年は158試合出場で打率3割を達成し、ショートのレギュラーの座を掴んだ。その後、2017〜2019年に3年連続30本塁打以上を記録するなど、強い存在感を放った。
 
 強打のショートとしての地位を築いたリンドーアは、2021年1月にニューヨーク・メッツへトレード移籍。同年のレギュラーシーズン開幕直前には、10年総額3億4100万ドルの超大型契約を結んだ。
 
 移籍1年目は打率.230と低空飛行に終わった一方、昨季は打率.270・26本塁打と復活。今シーズンも上位打線を担い、攻守に欠かせない存在となっている。






第8位:スティーブン・ストラスバーグ

所属:ワシントン・ナショナルズ
投打:右投右打
身長/体重:196cm/108kg
生年月日:1988年7月20日
今季年俸:3500万ドル(約50億7500万円)
 
 かつての栄光から一転、度重なる故障を受けて現役引退を表明したスティーブン・ストラスバーグ。ワシントン・ナショナルズ一筋だったが、無念の終わり方となってしまった。
 
 大学時代は他を寄せつけない投球を披露。2009年MLBドラフト1巡目でナショナルズに入団。高い期待値とは裏腹に、入団から2年間は合計6勝にとどまった。
 

 
 しかし、メジャー3年目に本領を発揮し、自身初の二桁勝利(15勝)を記録。その後はエース格となり、故障もありながらチームの大黒柱として君臨した。
 
 2019年には通算100勝を達成、さらに同年は18勝で最多勝に輝いたうえ、ワールドシリーズMVPに輝き、チャンピオンリングも手にした。
 
 ところが、2019年オフに7年契約を結んでからは、3シーズンで合計8登板という状態に。今季も登板のないまま、8月に今季限りでの現役引退を決断した。






第8位:ノーラン・アレナド

所属:セントルイス・カージナルス
投打:右投右打
身長/体重:188cm/98kg
生年月日:1991年4月16日
今季年俸:3500万ドル(約50億7500万円)
 
 セントルイス・カージナルス所属のノーラン・アレナドは、打撃だけでなく超一流の三塁守備でも見るものを魅了している。
 
 コロラド・ロッキーズに入団したアレナドは、在籍4年目となる2013年にメジャー昇格を果たすと、同年は133試合に出場。10本塁打を放って飛躍のきっかけを掴むと、2015年から毎年のように好成績を残し続けている。
 

 
 メジャー屈指のサードに成長したアレナドは、2015年から2年連続40本塁打以上を放ち、同年から5年連続で100打点以上を記録。2019年1月には8年総額2億6000万ドルで契約延長した。
 
 その後、2020年オフにカージナルスへトレード移籍となったが、移籍後も変わらぬ存在感を発揮。2023年4月には通算300本塁打を達成した。
 
 バッティングはもちろん、守備力の高さもアレナドの特徴。メジャーデビュー初年度の2013年から2022年まで10年連続で三塁手部門のゴールドグラブ賞を獲得している。






第7位:コーリー・シーガー

所属:テキサス・レンジャーズ
投打:右投左打
身長/体重:193cm/98kg
生年月日:1994年4月27日
今季年俸:3550万ドル(約51億4800万円)
 
 現在はテキサス・レンジャーズに所属しているコーリー・シーガー。強打の内野手として高い評価を得ており、今季はリーグ屈指の打撃成績を残している。
 
 2012年MLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースに入団。2014年にマイナーで打率.349というハイアベレージを記録すると、翌年の2015年にメジャーデビュー。同年は30試合未満の出場数となったが、打率.337を残すなど大器の片鱗を示した。
 

 
 翌年は不動のショートとして試合に出続け、打率.308・26本塁打をマーク。球団の遊撃手シーズン最多本塁打記録を更新した。
 
 トミー・ジョン手術を受けた影響で出場機会を減らすシーズンも過ごしながら、チームのワールドチャンピオンにも貢献したシーガー。2021年オフに10年総額3億2500万ドルの契約内容で、レンジャーズ移籍を決断。
 
 移籍1年目の昨季は、打率.245ながらキャリアハイの33本塁打を記録。今季は故障離脱もありながら、打率ランキングのトップに立つなど傑出の数字。大谷翔平(エンゼルス)とのシーズンMVP争いにも注目が集まっている。






第6位:ゲリット・コール

所属:ニューヨーク・ヤンキース
投打:右投右打
身長/体重:193cm/100kg
生年月日:1990年9月8日
今季年俸:3600万ドル(約52億2000万円)
 
 メジャー最強投手とも称されるゲリット・コール。現在はニューヨーク・ヤンキースの絶対的エースに君臨している。
 
 高校生の時点で155km/h以上を計測していたコールは、高卒時にヤンキースから指名を受けていた。だが、本人は大学進学の意思が強かったこともあり入団せず。大学卒業後の2011年にピッツバーグ・パイレーツから1巡目指名を受け入団した。
 

 
 2013年にメジャー昇格を果たすと、デビュー年から10勝を挙げる働き。2015年は19勝とさらに勝ち星を伸ばした。
 
 2018年からはヒューストン・アストロズへ移籍。2019年に球団史上初の16連勝を成し遂げる活躍で、シーズン20勝・326奪三振・防御率2.50と圧巻の成績で、投手二冠(防御率・奪三振)に輝いた。
 
 同年オフには、投手史上最高額となる9年総額3億2400万ドルの超大型契約でヤンキース入り。その支配的な投球は変わらず、2021年には最多勝(16勝)のタイトルを戴冠。
 
 今季も高い安定感を見せており、防御率はリーグトップの数字。勝利数。奪三振数の主要部門すべてでリーグ上位の数字を残しており、自身初となるサイ・ヤング賞の有力候補にも挙がっている。


 



 


 

 
【了】