マイナビは9月19日、「2023年 結婚・結婚式の実態調査」の結果を発表した。調査は7月27日~8月3日、2022年7月~2023年6月までに結婚した男女1,083名、および同期間中に結婚式を実施した男女1,010名(いずれも20~49歳)を対象にWebで行われた。

  • 結婚式の実施率

    結婚式の実施率

2022年7月から2023年6月までに結婚した男女のうち、「結婚式を行った」割合は45.3%。前年比0.7pt減とほぼ横ばいであったものの、20代では「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」(16.4%、前年比+4.5pt)の増加幅が大きかったほか、「写真のみ(フォトウエディング)実施済み」(13.6%、同+3.8pt)も増加傾向に。

結婚式を挙げない理由を聞くと、「他のことにお金をかけたかった」(40.6%)が最多に。次いで「興味がわかなかった」(29.4%)、「準備が面倒」(28.2%)と続き、「新型コロナウイルスの影響」(11.7%)については、前年比-22.3ptと大きく減少。また、20代では「呼びたい人がいなかった」(19.9%、前年比+11.2pt)や「他のことにお金をかけたかった」(50.4%、同+8.1pt)の増加幅が大きく、物価高騰の影響やコロナ禍を経て交友関係にも変化があったことが推察される結果となった。

  • 披露宴・ウエディングパーティ招待人数

    披露宴・ウエディングパーティ招待人数

次に、結婚式を行った人に招待人数を教えてもらったところ、平均51.7人(前年比-2.2人)。招待人数別に前年との増減をみると、招待人数が少なく規模が小さい式が増加傾向に。規模の大きい「90名以上」(14.3%、21年比-6.3pt、前年比-2.6pt)の式のみ3年連続減少した。

また、結婚式で最も重視することは「自分らしさを表現できること」(6.7%)が増加傾向に。挙式スタイルについては「教会式」が60.7%で最も多く、次いで「人前式」(23.0%)が続き、人前式の割合は2年間で3.9pt増加。特に20代では3割を超え、人前式を選んだ理由を聞くと、「自分たちらしくしたいから」(43.1%、前年比+4.5pt)が最多となった。