元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が5日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「古田・矢野が語る配球論&解説者が中継で言えない“本音”とは?【キャッチャーズバイブル】」に出演。解説者たちの間にある“暗黙の了解”について語った。
■古田敦也氏「ルールはないんだけど…」
チャンネルスタッフから「(解説者同士で)お互いの解説を聞いていて、『そうじゃないんじゃないか?』って思うことはあるんですか?」と質問され、古田氏は「最初にちょっと言っておきますけど、解説でわれわれ解説陣、最後まで本音は喋ってませんから」と告白。その理由として、「自分の傾向がバレたくないし、そこを言っちゃダメっていうのもある」と説明しつつ、「例えば『阿部(慎之助)くんは空振りした球に対して違う球を要求しがち』っていうのは分かってるんです。でも、それをテレビで言っちゃダメ。(現役の選手は)まだ試合に出てるから」と例示する。
さらに、古田氏は「僕らもそうです。癖があるんです。『困ったらこっち』とか。解説者としては、ルールはないんだけど、言っちゃダメなんです」「たまに言うやついるけど、『分かってるけど、それは解説者は言っちゃダメよね』っていう話」と続け、「そこの(暗黙の)ルールを守って、見てる方に楽しく見てもらうように頑張ってるのが解説者なんで」と述べていた。