お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が2日、YouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』で公開された動画「【トーク前編】爆笑問題がスターだと思う人ベスト3前編! 昭和のレジェンドが続々登場! 太田の価値観を変えたビートたけしと談志師匠の思い出」に出演。ビートたけしの格好良さに感激したエピソードを明かした。

ビートたけし

■ビートたけしと立川談志さんの関係性

「爆笑問題がスターだと思う人ベスト3」と題した企画で、たけしの名前を挙げた太田。そして、たけしと立川談志さんとのエピソードを話し始める。

太田はたけしと談志さんの関係性について、「たけしさんって談志師匠のこと尊敬してて、立川流の弟子なの。ところが、たけしさんがパーッと(売れて)いって、談志師匠と10年ぐらい会ってなかった」と説明。その上で、「俺が談志師匠とラジオでレギュラーやってたときに、だんだん談志師匠が鬱というか。会うたびに『俺はもう死にてえ』『生きててもなんにも面白いことがねえんだよ』って言ってて……」と、談志さんの当時の状況を振り返る。

■太田光、ビートたけしのセリフに感激

一方のたけしは当時、フランス文化省から芸術文化勲章の最高章「コマンドール」を授与された頃で、談志さんが「たけしもあんなことになってよ……」などと毒づいているのを見て、太田は「これ、もしかして談志師匠って、たけしさんに会いたいのかな?」と推察。当時共演していた『たけしの日本教育白書』(フジテレビ系)の収録現場で、「談志師匠が最近元気がないんです。たけしさんがもし会ったら、絶対元気出ると思うんです」と相談を持ちかけたという。

すると、たけしは「そうか。じゃあよ、お前、一席設けてくれよ」と、太田も交えて会食することを提案。そして、「俺が怒られにいくから。俺が怒られりゃ、ちょっとは元気出んだろ」と言ったそうで、太田は「格好いいだろ、このセリフ! 俺も痺れてさ」としみじみと述懐していた。