JR四国は5日、「キハ40・47 国鉄型気動車 徳島構内撮影会」のツアー商品について発表した。10月14日に日帰りツアーとして開催され、徳島駅・徳島運転所の構内で「四国色」キハ40・47形の「大迫力4編成並び」を特別に撮影できる。

  • 徳島地区で活躍するキハ47形の普通列車

「キハ40・47 国鉄型気動車 徳島構内撮影会」は現役の駅係員が考案。「徳島は原型を比較的留めているキハ40・47が集まって素晴らしい」との声を聞き、「いつも見る当たり前の光景が貴重ということを知り、もっとこの景色をお客様にも楽しんで頂きたい」という思いから企画した。一般利用者が普段立ち入ることのできない場所から撮影を楽しめる。

当日(10月14日)は徳島駅に10時30分頃集合。撮影会は30分程度を予定しており、徳島駅の係員用通路(構内踏切)内特別エリアに「四国色」のキハ40・47形が4編成並んだ姿を撮影できる。徳島運転所(乗務員の基地と車両基地の機能を兼ね備えた施設)の見学に加え、運転所屋上から広大な構内を一望し、多数の気動車が集う様子を撮影することも可能。12時40分頃、徳島駅に戻って解散となる。

撮影にあたり、一脚、三脚、脚立、自撮り棒等の使用は一切不可。列車が運行している線路を渡るなど危険箇所があるため、移動中の撮影等(動画撮影も含む)も禁止されている。係員の指示に従わない場合や、立入禁止箇所に立ち入るなどの危険行為、他の参加者への迷惑行為があった場合は途中離団(ツアー代金の返金なし)とする。

当日の気象状況等に応じて撮影会を短縮または中止する場合があり、開催された場合も光線状態や影、標識、線路配線の都合で参加者の期待に沿えないことがある。営業列車の合間の時間を使っての展示となるため、車両運用や運転状況によって展示車両を変更する場合があり、最終的な展示車両は当日案内される。方向幕は指定のものを表示し、個別の要望には対応できない。

「綺麗に並べるため、また係員用通路からの撮影のため、当日の入換作業の調整や本社・運転所等との調整など、様々な苦労がありました」と、ツアーを企画した駅係員は言う。「普段は関係者しか見ることが出来ない『特別な場所』からの撮影を、是非お楽しみください」とのこと。

募集人員は25名(最少催行人員15名)。高校生以上を対象としており、中学生以下は申込み不可(同伴も不可)。未成年は保護者の同意を得てから申し込む必要がある。旅行代金は大人(高校生以上)1万3,000円。9月7日10時に発売し、JR四国ツアーのウェブサイト、JR四国の旅の予約センター、各ワープ支店で申込みを受け付ける。