IRいしかわ鉄道は31日、北陸新幹線金沢~敦賀間の開業日が2024年3月16日に決定したことを受け、同日に金沢駅以西の並行在来線区間(大聖寺~金沢間)を延伸開業すると発表した。福井県内の並行在来線区間を引き継ぐハピラインふくいも同日に開業する。

  • IRいしかわ鉄道の車両521系。現在は金沢駅以東の区間で運行される

北陸新幹線金沢~敦賀間の開業にともないJR西日本から経営分離される並行在来線区間(北陸本線敦賀~金沢間)のうち、福井県内を中心とした敦賀~大聖寺間をハピラインふくい、石川県内の大聖寺~金沢間をIRいしかわ鉄道が引き継ぐ。

IRいしかわ鉄道は金沢駅以西の延伸開業日が2024年3月16日に決まったことを受け、「昨年秋に策定された経営計画を羅針盤として、これまでの金沢以東の経験を活かしながら、県や沿線市町とも連携して、県内の並行在来線全線をしっかりと運営してまいります」とのコメントを寄せている。

  • 福井県内の北陸本線を走るJR西日本の車両521系

ハピラインふくいも、開業日が2024年3月16日に決まったことを受け、「開業に向けてより一層準備を進めていきます」とのこと。なお、同社のSNSにて、車両デザインを9月1日に発表することも明らかにされている。