MM総研は8月30日、「タクシー配車アプリに関する利用実態調査」の結果を発表した。同調査は6月9日~12日、東京都・大阪府・愛知県に住む15~79歳の男女1万7,809人を対象に、インターネットで実施した。
利用したことのあるタクシー配車アプリ1位は「GO」
利用したことのあるタクシー配車アプリについて尋ねたところ、3都府県すべてで「GO」が1位だった。東京都と愛知県は「Uber Taxi」(40.0%)が2位だったが、大阪府では「DiDi」(37.0%)が2位となった。「S.RIDE」を利用したことがある人は、東京都が愛知県・大阪府よりもそれぞれ10ポイント以上多い。
利用したきっかけは「予約や決済が簡単だから」「目的地のやりとりがスムーズ」
タクシー配車アプリを利用したきっかけは、「予約や決済などの手続きが簡単だから」(46.9%)が最も多く、僅差で「目的地をアプリやWeb内で事前に指定でき、車内でのやりとりがスムーズになるから」(45.9%)が続いた。「道路で手を挙げて乗る『流し』では捕まらなくなったから」は39.4%だった。
利用シーンは「旅行や観光先」「仕事中」
タクシー配車アプリの利用シーンで最も多かったのは「旅行や観光先での移動時」(32.3%)で、「仕事中の移動」(30.3%)が続いた。利用頻度は、「年に数回程度」(42.4%)が最も多く、次いで「月に1回以上利用している」(41.0%)となった。
タクシー配車アプリを利用したことがない人に、利用しない理由を聞いたところ、「現在ある移動手段に不便を感じていないから」(28.1%)が最も多かった。次いで「利用する場面のイメージが湧かない、必要ない」(24.5%)と続いている。