大東建託は8月23日、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<全国版>」、および「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<都全国版>」を発表した。調査対象は全国20歳以上の男女80万6,722名。調査期間は2019年3月~2023年3月。

街の住みここち(自治体)ランキング

  • 街の住みここち(自治体)ランキング<全国版>

    街の住みここち(自治体)ランキング<全国版>

現在居住している街について、5段階(大変満足:100点 満足:75点どちらでもない:50点 不満:25点 大変不満:0点)で評価してもらい、その平均値からランキングを作成。「街の住みここちランキング」は、2019年~2023年の回答を累積して集計している。

街の住みここち(自治体)ランキング、1位は、銀座や日本橋といった有名な商業中心地がある一方、月島や人形町など下町風情も残る「東京都中央区」(偏差値74.3、評点75.7)となった。臨海部の勝どきや晴海周辺は都心部再開発などにより大規模マンションが多くあり、交通利便性だけでなく、生活利便性も高い地域となっており、「交通利便性」因子で1位、「親しみやすさ」因子で3位、「生活利便性」因子で7位の高い評価を得ている。

続く2位は、名古屋市に隣接するベッドタウン「愛知県長久手市」(偏差値73.8、評点75.4)で、住宅地や商業施設が多く立ち並び、自然も多いエリア。リニモ沿線には「イオンモール」や「IKEA」、「アピタ」などの大型商業施設があり、大学も多い文教地区で、今なお人口増加が続いている。

3位は、「兵庫県芦屋市」(偏差値72.7、評点74.7)で、昨年11位から大幅にランクアップ。関西屈指の高級住宅地の一つで、住民間の建築協定を景観条例に押し上げて、環境を保全。また、観光客が訪れる「国際観光文化都市」に指定されているほか、JR芦屋駅周辺には、商業施設が複数あり、神戸駅や大阪駅へのアクセスも便利な街となっている。

その他、17位には「長野県諏訪郡原村」が初ランクイン。昨年は累計回答数が50名未満だったためランキング集計対象外だったが、同村は、名古屋まで約3時間でアクセスできる立地の良さを活かし、行政と住民が一体となって移住者への積極的な支援を行う「長野県移住モデル地区」に指定されている。

また、19位までの自治体が偏差値70以上と、相対的に極めて高い評価に。上位自治体を因子別にみると、トップ10内の自治体のうち、8自治体が「生活利便性」因子と「親しみやすさ」因子の両方、あるいはどちらか一方で30位以内に入っており、街の生活の利便性や親しみやすさが住みここちの良さに繋がっていることが伺えた。

  • 街の住みここち(自治体)ランキング<全国版>1~50位

    街の住みここち(自治体)ランキング<全国版>1~50位

  • 街の住みここち(自治体)ランキング<全国版>51~100位

    街の住みここち(自治体)ランキング<全国版>51~100位

住みたい街(自治体)ランキング

  • 住みたい街ランキング2023<全国版>

    住みたい街ランキング2023<全国版>

住みたい街(自治体)ランキングでは、現住居住している都道府県・都市圏への投票を除いた自治体への投票について、2023年の回答のみを集計。

その結果、「福岡県福岡市」が4年連続で1位に。九州エリアおよび山口県の居住者から引き続き高い支持を得ている。続く2位と3位は、3年連続で「沖縄県那覇市」と「神奈川県横浜市」がランクイン。4位は、東北エリアの居住者から4年連続で高い支持を得て「宮城県仙台市」が。5位は「大阪府大阪市」となった。