マンUが関心を寄せる(左から)M・アロンソ、ククレジャ、レギロン [写真]=Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドが、今夏の移籍市場で左サイドバック(SB)の補強を検討しているようだ。27日、イギリスメディア『テレグラフ』が伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間24日、左SBを主戦場とするイングランド代表DFルーク・ショーが筋肉系を負傷したことを発表。現時点で全治期間は明らかになっていないが、少なくとも数週間の戦線離脱が見込まれている。また、同じく左SBが本職のオランダ代表DFタイレル・マラシアも現在は負傷により欠場が続いている。

 “左SB不足”という予想外の事態に見舞われたマンチェスター・ユナイテッド。現地時間26日に行われたプレミアリーグ第3節のノッティンガム・フォレスト戦(3-2○)では、右SBを主戦場とするポルトガル代表DFディオゴ・ダロトを左SBで起用するなど、苦しい台所事情となっている。こうしたこともあり、クラブは閉幕が目前に迫る今夏の移籍市場での左SBの補強を検討。現在は、急ピッチで獲得候補の選定を進めているようだ。

 直近で関心が明らかになっているのが、チェルシー所属のスペイン代表DFマルク・ククレジャだ。昨年夏にチェルシーに加入した25歳だが、期待通りのパフォーマンスを発揮しているとは言い難く、現状ではイングランド代表DFベン・チルウェルの控えという位置付けとなっている。報道によると、すでにマンチェスター・ユナイテッドは、ククレジャのレンタル獲得の可能性についてチェルシー側に問い合わせを行ったようだ。

 また、マンチェスター・ユナイテッドはククレジャと並行し、トッテナム所属のスペイン代表DFセルヒオ・レギロンとバルセロナ所属のスペイン代表DFマルコス・アロンソの2名も獲得候補としてリストアップしているようだ。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは過去の移籍市場でも両選手の獲得に興味を示していたとのこと。左SBの補強が急務となった今夏のタイミングで、オファーの提示に踏み切る可能性もあるようだ。

 なお、この3選手のうち、レギロンについてはトッテナムが今夏の移籍市場での売却を希望していると報じられている。