パーソナリティーと同様に、これまで大々的に発表されてきたのが、大きな縦軸となるチャリティーマラソンのランナーだが、今年は放送当日発表と予告されている。単独のランナーとしては、2017年のブルゾンちえみ(現・藤原しおり)以来の当日発表となるが、その理由は「すごくシンプルで、ランナー本人の希望なんです」とのこと。ブルゾンの場合は番組の演出として行い、関連番組で予想合戦なども繰り広げたが、全く違う経緯での“当日発表”となる。

「今回のランナーの方が“発表していいですよ”と言ってたら、全然発表してました(笑)」といい、「“そんなに煽らないでよ”と言うタイプの方なので、当日発表されると、“なるほど、そういうタイプの人だよね”と皆さん納得されると思います」と、ヒントを明かしてくれた。

■27時間テレビのマラソンとは「種目が全然違う」

一方、7月に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)で、「100kmの道のりを必要以上に休憩時間を取らずに走った場合、いつゴールできるのか?」を検証する「100kmサバイバルマラソン」が行われ、約16時間半で完走するという結果が出たことで、本家の24時間マラソンに対するアンチの声が、より上がっている現状がある。

これに対しては、「種目が全然違うんです」と説明。「あちらは、1位の方に賞金を出して100kmをいかに速く走れるかというタイムレースですが、こちらは時間をかけて完走することを達成するという競技です。チャリティーという根幹の中で、人が走る姿を見ることによって勇気がもらえたり、走る理由を知って共感して、自分が何か挑戦することの後押しになったりするということの象徴としてのマラソンなんです」と強調する。

フジテレビの担当者とも会話したそうで、「『種類が全然違うから気にしなくてもいいですよ』とお伝えしましたし、『うち、変なこと言いました?』と聞かれても『全然(笑)』」と、円満なやり取りがあったことを明かした。

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