福島交通、会津乗合自動車、みちのりホールディングス、三井住友カード、ジェーシービー、QUADRAC、トランザクション・メディア・ネットワークス、レシップは、2024年3月に福島交通・会津バスの運行する路線バス全車両(約540台)と、福島交通飯坂線の全駅に各種キャッシュレス決済を導入する。
現在、福島交通・会津バスの運行する路線バス、鉄道は現金、ICカード(NORUCA)以外の決済手段はなく、会津バスは現金払いのみの対応となっている。
今回、キャッシュレス決済を導入することで、新たにクレジットカードなどのタッチ決済、QRコード決済、電子マネー(WAON、nanaco)での運賃支払いが可能になり、利便性がアップする。クレジットカードなどのタッチ決済には三井住友カードが提供する「stera transit」を利用する。
キャッシュレス決済を導入する電車は、福島交通の飯坂線全12駅。バスは福島交通の一般路線バス全車両(約400台)、会津バスの一般路線バス全車両(140台)。
新たに可能になるキャッシュレス決済手段は、クレジット・デビット・プリペイドのタッチ決済(Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯)、QRコード決済(PayPay、楽天Pay、d払い、メルペイ、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChat Pay)、電子マネー(WAON、nanaco※飯坂線のみ、交通系電子マネー)。
路線バスの場合、NORUCAは乗車時および降車時にカードを決済端末にかざせば決済は完了する。QRコード決済、電子マネー(WAON、nanaco)使用時は、乗車時は整理券を取り、降車時は整理券を投入後、タッチパネルで決済手段を選択する。QRコードはカメラにかざし、電子マネーは決済端末にかざして決済する。
福島交通飯坂線の場合、NORUCAは乗車時、降車時にカードを改札機の読取部にかざして使用する。QRコード決済、電子マネー(WAON、nanaco、交通系電子マネー)は、乗車前に各駅に設置するキャッシュレス対応券売機で切符を購入し、降車時は駅係員または車掌に切符を渡す。
会津バスでは、福島交通のICカード「NORUCA」との相互利用が可能なICカード「AIZU NORUCA」を発行。これにより、福島交通の「NORUCA」を会津バスでも利用できるようになる。チャージ残高(SF)は福島交通、会津バス両方で確認可能。IC定期券は、福島交通はNORUCA、会津バスはAIZU NORUCAに発行する。