元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が18日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「阪神が強い理由、これです。」に出演。阪神・岡田彰布監督の継投策について語った。

赤星憲広氏

■赤星憲広氏、岡田彰布監督の継投策に感心

リーグ1位を独走している阪神。8月は10連勝後も好調を維持しているが、赤星氏は「投手陣が今、苦しいんですよ。正直ね」と切り出し、「接戦になればなるほど岩崎(優)投手の登板回数が増える。岩崎くんが一番安定してるから、そこまでつなげば勝ちなんですけど、間の中継ぎ陣が結構投げてるし、先発が長いイニングを投げられてない」と現状を説明する。

その上で、「すごいなと思ったのが、僕が解説したヤクルト戦で、山田(哲人)選手のところに岡留(英貴)投手、村上(宗隆)くんのところに及川(雅貴)投手。1点差の状況で、(2軍から)上がってきたばかりの岡留投手と及川投手にそこで投げさせて、結果、フォアボール、フォアボールだったんですけど、監督は褒めてましたからね。『打たれんかったらええんよ』って」と例示。

そして、「最近の監督の継投っていうかさ。今のチームのメンバーの中で、加治屋(蓮)投手、岩貞(祐太)投手、島本(浩也)投手の3人がいいのは分かってるんですけど、加治屋、岩貞は序盤から結構投げてるので、彼らを使いたいんだけど4連投にはならないように(している)」と分析しながら、「1イニング投げさせたらキツいから、“1人1殺”みたいな感じで『ここ1人だけ行ってくれ』みたいな。あの継投の仕方というのは、なかなか監督にしかできない」と感心しきりだった。