ロバート・ウォルターズ・ジャパンは8月10日、「一度退職した企業に再就職して出戻る従業員を指すブーメラン社員」に関する調査結果を発表した。調査は2023年4月、イギリスで働く会社員3,000人とフランスで働く会社員1,600 人を対象に行われた。

調査結果は以下の通り。まず「コロナ禍以前の勤務先への復帰」をそれぞれ尋ねると、イギリスでは71%、フランスでは60%の回答者が「復帰を前向きに検討する」と回答している。

  • コロナ禍以前の職番戻りたいと思いますか

次に「前職の上司と連絡を取り合っていますか」と聞いたところ、イギリスは82%、フランスは72%の回答者が「連絡を取り合っている」という結果に。

  • 前職の上司と連絡を取り合っていますか

同社の代表取締役ジェレミー・サンプソン氏は「2021年、柔軟な働き方改革が行われ、転職の際に昇給、フレキシブルでハイブリッドな企業文化を約束する企業が多くなりましたが、2023年になるとインフレの影響が強くなり、生活費が上昇したことにより、2021年に行われた昇給も今では十分とは思えないようになった可能性があります。会社員は、給与や条件面を選んで転職をしたが、結局のところ、隣の芝生が青くみえて転職をしてしまったと感じているのかもしれません」と解説する。