JR東日本八王子支社は9日、武蔵野線開業50周年を記念して、2020年に武蔵野線から引退した205系の思い出を語る「武蔵野線205系を語る会」を東所沢電車区庁舎内で9月9・30日に開催すると発表した。

  • 武蔵野線の205系と説明を担当する社員 (JR東日本八王子支社提供)

205系は1985(昭和60)年に登場した通勤型電車。車体は軽量ステンレス製で、メンテナンスが大きく軽減され、首都圏の多くの線区で活躍した。現在も鶴見線、南武線支線、仙石線で活躍している。武蔵野線では、50年の歴史の半分以上となる約30年にわたり活躍。1991(平成3)年から2020(令和2)年まで運行されたという。

「武蔵野線205系を語る会」では、武蔵野線の車掌・運転士として36年間乗務し、鉄道愛好家としても活動してきた東所沢電車区の社員が、自ら撮影した写真などさまざまな姿を紹介。プロの鉄道員の目線から205系の特徴や思い出などを語る。

具体的には、国鉄製車両とJR製車両の違いなどを紹介する「205系投入の軌跡」、武蔵野線に新製車両として投入された車両と他線区から転属してきた車両の細かい違いなどを紹介する「武蔵野線205系の特徴と思い出」を予定している。参加者自身が205系に対する思い出を語り、205系に関する疑問に答える質問コーナー「205系について語り合おう!」も行われる。

  • 205系解説のイメージ(JR東日本八王子支社提供)

  • 東所沢電車区庁舎(JR東日本八王子支社提供)

9月9・30日の両日とも、9時30分から11時50分まで東所沢電車区庁舎内で開催。参加費用は3,500円。参加申込みは中学生以上を対象に、「JRE MALL」八王子支社にて8月21日12時から各回16名(計32名)を受け付ける。