東京芸術劇場では、毎月劇場の様々な魅力を発見・体感する「劇場ツアー」を開催している。9月の劇場ツアーは15日、26日の2日間開催予定。
当劇場ではガイドの案内でホールをめぐる「劇場ツアー」を毎月実施している。芸劇の歴史やホールの特徴など、劇場スタッフだけが知っている裏話も交えて学ぶことができるという。ホールの使用状況によってツアールートは毎回変更されるが、どの回も建築や舞台機構などのハード面と、上演されている公演やコンサートのソフト面の魅力に触れるほか、館内外に置かれた美術品を見て回るなど、約60分のツアー。
当ツアーを案内するツアーガイドは、それぞれの専門知識と個性を活かしながら、芸劇の魅力を伝えるという。一緒に館内を歩き回り、観客のいない客席に入ってホールの仕組みを理解したり、創作に関わる人々の生の声を聴いたりするなど、劇場の新たな魅力を発見し、身近に感じてもらうためのツアー内容となっている。
9月の劇場ツアーは15日、26日の2日間開催。15日はコンサートホール見学。公演直前の緊張感あふれる客席でホールの仕組みや音の響きについての解説を聞きながら、音楽の生まれる空間を味わうことができる。また、26日は館内にある美術品を鑑賞した後、舞台技術スタッフの案内で演劇系ホールの仕込みを見学する。当日はプレイハウスでミュージカル「天翔ける風に」の仕込みが行われており、公演に向けて、スタッフが舞台をつくる現場に立ち会える貴重な機会となっている。そしてその後、普段は入れない芸劇の屋上にも足を運ぶ予定。
コンサートホールをめぐる15日は16:00から、プレイハウス(仕込み見学)および屋上見学を行う26日は11:00からと14:00からの2回。所要時間は約60分。参加費は各500円。小学4年生以上が対象で、各回20名の定員となっている。