平塚七福神めぐり第4回は布袋尊の馬入山蓮光寺になります。
御本尊は不動明王になります。
馬入山蓮光寺は、江戸初期(1600年頃)弘法大師により建立されました。
平塚八幡宮の供僧を兼帯、馬入神明社や一宮寒川神社とも係りがあります。重圧な山門は旧徳川幕府江戸在藩所、長寿寺(金剛峰寺東京別院)より移築されたものになります。
山門の左側に教義と信仰がありました。書き記しますと、
教義と信仰より
宇宙のすべてのものは、大日如来のいのちの顒われであり、このいのちの世界をあらわしているのが曼荼羅です。高野山真言宗の教えは、いのちの平等と尊厳をさとり、大日如来の智慧をこの世に実現するために、生かせいのちを実践し共存共生の世界をめざすことにあります。
本宗の御宝号念誦運動は、弘法大師の共利衆生の精神に立って、すべてがいのちを共にしている社会の福祉をめざす具体的な活動です。弘法大師は未来永劫にわたって衆生を救済すると御誓願され高野山奥之院に入定留身されています。同行二人の信仰のもと大師の御教えをこの世に生かし実現することが、私たちの務めであり喜びです。
と記載されています。
布袋尊
布袋尊は、800年代ごろ中国に実在した禅僧で契此(かいし)という僧侶がいました。その僧侶は日頃から大きな袋を持ち歩いており、その袋に施しを受けていたことで、布袋尊の由来となったといわれています。
中国では中世以降は弥勒菩薩の姿として描かれるようになりました。弥勒菩薩の姿で描かれた布袋尊を、マイトレーヤと呼び、多くの人から崇拝されてきました。
日本では鎌倉時代に布袋尊が伝わったとされ、禅画の題材として描かれていました。庶民からは福の神として崇められたようで、持っている大きな袋は「堪忍袋」とみなされるようになりました。
布袋尊は、始めは中国の信仰にならって弥勒菩薩の姿で描かれていましたが、次第に人間味を感じる姿で描かれるようになりました。ご利益には、財運や夫婦円満、子宝、無病息災、商売繁盛、開運、良縁など、さまざまなものがあるといわれています。
他にも馬入山蓮光寺に七福神が宝船に乗った像がありました。
持ち上げ地蔵
馬入山蓮光寺の境内に願い事を念じながら地蔵を持ち上げ、軽く感じたらその願いが叶うと言われる持ち上げ地蔵が祀られています。
筆者も持ち上げてみたけれど・・・重かったです。まだ願いが叶わないことでしょうか。皆さんも立ち寄った際には、願い事を唱えながら持ち上げてみては如何でしょうか。
アクセス
住所:〒254-0025 神奈川県平塚市榎木町9-9TEL 0463-21-0313平塚駅北口より徒歩20分(1.6km)平塚駅北口9番乗り場神奈中バス 茅06系統茅ヶ崎駅又は平09平塚駅北口にて馬入橋バス停下車200m駐車場 あり
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