JR東海、ジェイアール東海商事、ミズノの3社は、東海道新幹線の車両に使われていたアルミをリサイクルしたこども用の金属バットを共同開発し、10月14日から販売開始すると発表した。

  • 東海道新幹線の車両に使われていたアルミをリサイクルし、こども用の金属バットに生まれ変わった

廃車となった東海道新幹線の車両N700系の車体アルミを分別して溶鉱炉で溶かし、バット材に適したアルミに成形した。リサイクルアルミでのバット作成は技術的に難しいとされていたが、東海道新幹線再生アルミをバットに適した材料に成分調整することで、商品化が実現したという。

東海道新幹線再生アルミの使用率は約95%。アルミを再利用すると、新製する場合と比べてCO2排出量を約97%削減できるため、新幹線再生アルミ1トンにつき9トンのCO2削減効果があるとのこと。

小学1~3年生用で、サイズは「74cm / 440g」「76cm / 450g」「78cm / 460g」の3種類。こどもが使いやすい長さと質量にこだわり、しっかりと振り抜きやすい仕様とした。デザインにもこだわり、配色はN700系と「ドクターイエロー」のカラーを再現、「ホワイト×ブルー」「シルバー×ブルー」「イエロー」の3つを展開する。

  • N700系の再生アルミから製造されたドッグタグ

発売額は1万4,300円。N700系の再生アルミから製造したドッグタグが付く。1,400本限定とされ、8月1日から予約を開始している。10月14日以降、ミズノ直営店とミズノ公式オンラインで販売する。