テレビ朝日系ドラマ『ハレーションラブ』(5日スタート 毎週土曜23:30~)の制作発表トークイベントが7月30日、六本木・EXタワーで行われ、高橋ひかる、一ノ瀬颯、眞島秀和が浴衣で登壇した。
現場の雰囲気を聞かれた一ノ瀬が「ずっとハッピーって感じですね」と笑顔を浮かべると、高橋も「皆さんめちゃくちゃ明るくて面白いので、笑いが絶えない現場になっています」とニッコリ。眞島は高橋について「ラジオもされているということで、話を回してくれるんですけど『暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?』って振られたりして、普通の会話というより番組のゲストに呼ばれたみたい」と少し特殊な会話を振り返る。
高橋は3人で実際にラジオをやってみたいと願望を明かし、「眞島さんは寡黙なイメージがあったけど、本番直前まで笑わせてくださる。一ノ瀬さんの天然な姿も、話すとより出てきそうなので、私は“引き出す専門家”として」とMCに徹して2人の魅力を引き出したいと意欲を見せる。眞島も「番組持ってるんだよね、実現しそうだよね」と期待を寄せるが、一ノ瀬だけは「僕がヘマしなければ楽しい感じになるのかなって……」と不安をのぞかせていた。
女優としても活躍の幅を広げている高橋だが、撮影現場では「身振り手振りを抑えて」という指示を受けたと明かす。「無意識で、体に染み込んでるんだなぁと。今もやってるんですけど、全身で気持ちを表してしまいがちなので」と、バラエティ仕込みのオーバーリアクションについて話し、「身についちゃってることが衝撃でした。それだけバラエティのお仕事をさせていただく機会が多かったんだなとうれしくもあり、やっちまったな、と……」と反省。最後に高橋は今作について「登場人物が全員犯人なんじゃないかと思うくらい皆怪しいので、皆さんぜひ誰が犯人なのか当ててください。この夏はハレラブで皆さんをドキドキさせられたらうれしいです!」と呼びかけた。
今作は、2022年の大学生だった当時に「第22回テレビ朝日新人シナリオ大賞」で大賞を受賞した新進気鋭の脚本家・若杉氏によるオリジナルドラマ。主人公は高橋演じる、平和な街で亡き父が残した写真店を母と営む女子大生・深山朱莉。ある日、普段は見かけない年上の男性・浅海恭介(眞島)が写真店に訪れ、1本のフィルムの現像を依頼する。そこに映っていたのは朱莉にも見覚えのある“あるモノ”。時を同じくして15年ぶりに幼馴染の男の子・藤原昴(一ノ瀬)と再会するが、この2人が出会った頃から街では不穏な事件が次々と起こり始める。やがて自分が信じてきた街と人の嘘が暴かれていき、街中でひた隠しにしてきた15年前の事件の真相につながっていくことに。そこにはおぞましくも哀しい物語が秘められていた。