俳優の中村倫也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ハヤブサ消防団』(毎週木曜21:00~)のスピンオフ作品『恋の妄想 消防団』が、8月3日、ドラマ本編第3話放送終了後にTELASA(テラサ)で配信されることが決定した。

  • 『恋の妄想 消防団』(C)池井戸潤「ハヤブサ消防団」/テレビ朝日

本編の『ハヤブサ消防団』では、山間の集落・ハヤブサ地区で起きた不穏な連続放火事件を描いているが、スピンオフは“戦慄”とは無縁。笑いてんこ盛りの、“ヘンテコ妄想ラブコメディ”が展開される。『恋の妄想 消防団』のはじまりは、主人公のミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)と映像ディレクター・立木彩(川口春奈)の間にほのかな恋が芽生えつつあることに、藤本勘介(満島真之介)、徳田省吾(岡部たかし)、森野洋輔(梶原善)ら消防団員たちが勘づいたこと。そこに太郎の担当編集者・中山田洋(山本耕史)も加わり、2人の恋愛がどうやったらうまくいくのか、ああでもないこうでもないと妄想しながらお節介な作戦を練っていくというストーリーとなっている。

しかし、“自称”恋愛マスターの中山田をのぞくと、恋愛はかなりご無沙汰なメンバーばかり。彼らはいったいどうやって太郎と彩の恋を成就させようというのか。自分たちの妄想で盛り上がる男たちの中、ただひとり冷静なのはハヤブサ地区唯一の居酒屋「△」の店主・賀来武彦(福田転球)。彼が本作のナビゲーター的役割を果たしていく。満島、岡部、梶原らの芝居合戦がスパークし、シリアスな展開が続く地上波本編からは到底考えられない悪ノリ全開なコメディに注目だ。

そんな消防団チームの妄想の世界に登場する太郎は、胸キュンなセリフをささやいたり、キザに壁ドンしてみたり、絶望の果てに絶叫したりと、らしくない行動の連続。彩も、太郎の甘々なアプローチにはにかんだり、方言でキレ気味にまくしたてたりと弾けた表情をたっぷり見せる。さらに、消防団チームの家族構成や恋愛遍歴など本編では明かされていないプライベートや秘密も明らかに。

■中村倫也(三馬太郎・役)

このスピンオフドラマ『恋の妄想 消防団』は、本編では絶対に見ることができないであろう、太郎と彩のやり取りが最大のみどころですね。みなさんの妄想の中という設定なので、本来ならありえない、2人の愉快なかけあいが展開していきます。

■川口春奈(立木彩・役)

本編と違ってコメディ感が爆盛りで、とても楽しいです。おじさまたちの妄想につきあわされて、彩も方言でまくしたてたり、なかなかスゴイ言い回しを披露したりしています。あと、それぞれのメンバーにちょっとずつ寄せて演じている中村さんのお芝居も面白いですよ。

みどころは、妄想の中で彩が太郎さんを尻に敷いている感じの場面。本編とは異なる、2人のパワーバランスにご注目ください!