30日放送のドキュメンタリー番組『NHKスペシャル』(NHK総合 21:00~)では、「ヒマラヤ“悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~」と題し、日本人探検家の挑戦に密着する。

  • “世界最深”の谷セティ・ゴルジュに挑む日本人探検家 (C)NHK

世界の屋根・ヒマラヤの奥深くに、“悪魔の谷”とも呼ばれる巨大な裂け目がある。幅わずか十数メートルだが深さは200メートル以上もあるという奇怪な谷の奥底は、誰も見たことがない人跡未踏の秘境だ。大量の雪解け水が幾筋もの滝となって、漆黒の裂け目に激しく流れ込む。

今回、世界各地の過酷な峡谷を踏破してきた2人の日本人探検家が、史上初めて“悪魔の谷”に挑む。巨大な岩壁で極寒の奔流に打たれながらロープ一本に身を託し、決死の覚悟で降下。ついに到達した谷底では、危険な落石にも遭遇する。

探検家の視点を体感できる手持ちカメラ映像やドローン映像などを駆使し、手に汗握る冒険の一部始終を記録。そして科学調査からは、激しい大陸の衝突によって“悪魔の谷”が生み出された壮大な地球のドラマが浮かび上がる。人類が初めて目撃する神秘の世界を、大迫力の映像で伝える。

  • ヒマラヤの山々に囲まれた“世界最深”の谷セティ・ゴルジュ

  • ゴルジュの底に大滝を発見

  • セティ・ゴルジュ核心部に流れ込む大滝

  • 探検隊が挑む大峡谷