――ピクサー声優に初挑戦され、新たに芽生えた思いや挑戦したいことがありましたら教えてください。
川口:「またやりたい」と簡単に言えるような感じではなく、プロの声優さんの偉大さを身に染みて感じました。プロの声優さんも出ていらっしゃるので、浮かないかすごく心配で。また挑戦したいですが、とにかく難しかったです。
玉森:どこかの誰かに響いて、「またお願いします」と声をかけていただけたら、そのときはまた全力で頑張りたいです。
――演じたエンバーとウェイドと似ている点はありますか?
川口:不器用なので嘘をつけず、すごくわかりやすいタイプだと思います。感情表現がまっすぐな部分や、家族や大事な人に関して熱くなる部分も似ていると思います。
玉森:僕も泣くまではいかなくてもうるっとしやすいので、そこが似ているかなと思います。
――エンバーのように最近思わず熱くなったことを教えてください。
川口:おやおやと思うことがあると熱くなります。理不尽だな、それ違くない? と思ったことは私もけっこう言うので。
玉森:友人と釣りに行って、アタリがあったのに釣れないときに、意地でも今つついた魚を釣ってやろうという気持ちになります(笑)
――逆にウェイドのように涙もろくなったエピソードはありますか?
川口:甥っ子が4歳になって、この間誕生日だったのですが、「おめでとう!」と送ったら、「はーちゃんありがとう! お仕事頑張ってね!」みたいな甥っ子の動画が送られてきて、大きくなったなと。子供の成長は寂しさもありつつ喜びもあり、甥っ子には弱いです。
玉森:涙もろくなってきたのは実感していて、子犬が元気に遊んでいる動画を見ているだけでじ~んときます。昔だったらそうは思ってないだろうなということも胸が熱くなります。人前で1人だけ泣いたらやばいなと思うので我慢しますけど。
――火・水・土・風のエレメントの能力で、欲しいものはありますか?
玉森:エンバーが割れた花瓶を直せるのはいいなと。もっといいデザインにできて、火っていいなと思いました。お皿をよく割ってしまうのですが、お気に入りが割れても直せるならいいですよね。
川口:変幻自在に移動できる風の能力はうらやましいというか、気持ちよさそうだなと思いますし、嫌なことや嫌な人に会ったときに姿を消せるのかなと。雲だから上から客観的に見られる視野の広さもあるのかなとも思います。
――これまでの人生で、この人との出会いで人生変わったという存在はいますか?
玉森:あります。お芝居に対する意識を変えてくれたというか、さらに1個ギアを上げてくれた監督がいて、その方に出会わなかったらきっとそこまで頑張ろうと今思ってなかったかもしれません。
川口:絶対にいると思いますが、全部鵜呑みにせず、自分で切り開いてきたような気がします。もちろん頼るところは頼りますし、その場その場、そのチームに必ず助けてもらっていますが、これというのはあまりないです。