LIFULLは7月25日、「実現してほしかった未成線ランキング(関東編)」の結果を発表した。未成線とは、計画されながらも実現されていない鉄道路線。今回は、関東の主要な12の「未成線」について、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20~60代1,100人にアンケート調査を実施し、ランキング化した。調査期間は7月11日~13日。

  • 実現してほしかった未成線ランキング(関東編)

1位は羽田空港~成田空港をリニアモーターカーが約15分で結ぶ「羽田・成田リニア新線構想」(378人)。高額な事業費などから計画は具体化していない。回答者からは「成田空港が使いやすくなり、羽田空港の混雑緩和につながる」「インバウンド需要もあると思う」などの声が寄せられた。

  • 「羽田・成田リニア新線構想」

2位は大正時代に山手線の外側に環状線を計画した「東京山手急行電鉄」(342人)。「東京西部は南北の移動が困難」「城東地区は縦の路線が無く不便」といった意見が見られた。

  • 「東京山手急行電鉄」

3位は東京駅と成田空港を新幹線が結ぶ「成田新幹線」(278人)。「これからは国際線の利便性が重要」「都心への移動が容易になれば成田空港の稼働率も上がると思われる」などのコメントが挙げられた。

  • 「成田新幹線」

4位は葉山や三崎港へ電車でいける「湘南電気鉄道(現:京浜急行電鉄)三浦半島循環線」(265人)。「三浦半島は車でないと回れないので不便」「部活の遠征のときも、元々本数が少ないバスが渋滞でなかなか来なくて大変だった」といった回答が寄せられた。

  • 「湘南電気鉄道(現:京浜急行電鉄)三浦半島循環線」

5位は国分寺から多摩川に沿って南下する「池上電気鉄道(現:東急電鉄)国分寺線」(239人)。「中央線の利用者として価値があると感じた」「東京の市部の南北を結ぶルートが不便だから」などの意見があった。

  • 「池上電気鉄道(現:東急電鉄)国分寺線」